6月28日、ドワンゴは動画サービス「niconico」の新バージョン(く)の提供を開始したことを発表した。(く)の読み方は「クレッシェンド」、大型リニューアルは2013年にリリースされた「GINZA」以来になる。
(く)では以前から発表されていたように大幅な変更が加えられており、niconico総合やニコニコ動画のトップ画面がリニューアルされていたり、新規投稿動画の画質改善、HD(720p)配信でのユーザー生放送の枠数制限撤廃などの新たな変更も実施されている。
・niconico総合、ニコニコ動画、ニコニコ生放送TOPページのリニューアル
・新規投稿動画の画質改善
・HD(720p)配信でのユーザー生放送の枠数制限撤廃
これらのアップデートはユーザーの声を受けたものになっている。(く)は2017年11月に正式発表されているが、当時ユーザーからはアップデート内容に不満が相次いだため、のちにコンセプトの大幅変更を発表、サービス改善に力を入れる方針に転換していた。
その後、ニコニコはログインせずに動画を視聴できるように仕様変更したり、1080pでのフル解像度動画の投稿を可能にするなどの改善を行なっている。
また、今後も回線の増強(730Gbpsから1400Gbps)やニコニコ生放送の非ログイン視聴対応(公式生放送は対応番組数を今後拡大、ユーザー・チャンネル生放送は今後対応)、スマートフォンアプリの改善、ニコニコのカテゴリおよびランキングの見直しなどを中心に改善対応を進めるほか、VRライブコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」と「ニコニコ生放送」において、投げ銭機能の導入も今夏に予定している(今後その他のサービスにも対応予定)。