今年5月、今秋発売のiPhoneには18W出力のUSB-C電源アダプタが同梱されると複数の情報源が報じていた。
もしこれが事実だった場合、同梱されるケーブルも「USB-C to Lightningケーブル」に変更される可能性があるが、さらに来年にはiPhone本体の充電ポートがUSB-Cに変更されることになるかもしれない。
Digitimesによると、Appleは次期iPhoneとiPad向けに充電器と関連インターフェイスの再設計を行なっており、2019年発売のiPhoneにはUSB-Cポートが搭載される可能性が高いという。
2019年発売のiPhoneにはUSB-Cポートが搭載
iPhoneにUSB-Cポートが搭載されるという噂は以前から多くのメディアが伝えてきている。
というのも、Appleは「MacBook Pro」や「MacBook」のUSB-Aポート全てをUSB-Cポートに置き換え、さらに昨年には「iMac」にもUSB-Cポートを新たに搭載しているため、次はiPhoneにもUSB-Cポートを搭載することで、Appleの主力製品をUSB-C規格で統一することができるからだ。
ただし、Digitimesが伝えたところによると、USB-Cポートが搭載されるのは2019年発売のiPhoneから。本来は今秋発売のiPhoneで搭載予定だったのだが、まだ開発が設計段階にあり、今年は間に合わないと情報元が伝えたという。
今秋ではなく来年のiPhoneということだが、USB-Cポートが採用されればMacBookの充電器と充電ケーブルでiPhoneを充電することができるようになる。さらに、USB-Cが採用されることで充電速度の向上も見込めるのでまさに一石二鳥だ。
ちなみに、スマートフォン業界全体の傾向として徐々に充電規格のUSB-C化が進んでいるが、AppleがUSB-Cを採用することで一気にUSB-Cポートの採用が進むとDigitimesは伝えている。
事実、Appleが「iPhone X」で端末上部に「ノッチ(切り欠き)」を採用した後、多くのスマートフォンが同じようなノッチデザインを採用したことから、Appleが業界全体の動向を左右する可能性はかなり高いだろう。
[ via 9to5Mac ]