今年3月、Appleはシカゴで開催した教育市場向けイベントで、(主に)学生・教職員向けモデルとなる低価格版iPad(第6世代)を発売した。
同モデルは、これまで低価格モデルがサポートしてこなかったApple Pencilに対応しただけでなく、プロセッサが向上するなど着実な進化を見せながら、価格は据え置きの37,800円(税別)からと、9.7インチタブレットとしては安い価格で購入することが可能だ。iPad Proほど高い性能を必要としない層に対してとても魅力的な端末となっている。
一部の業界アナリストやジャーナリストたちからは、同端末は教育市場で存在感を発揮すると言われており、AppleのiPadビジネスは好業績を記録しそうな予感がしている。
しかし、ライバル企業もこれを野放しにすることはできない。早速、Microsoftが同端末に対して対抗するための動きを見せている。
Microsoftからより低価格なタブレットが登場へ
Bloombergによると、Microsoftは現行モデルよりも小型で低価格なSurfaceタブレットを開発しているとのこと。そして2018年後半に同端末をリリースする計画があるという。
同メディアの報道によると、新型Surfaceは10インチの液晶ディスプレイを搭載し、約9時間のバッテリー駆動時間を実現しているとのこと。12インチの液晶ディスプレイを搭載する「Surface Pro」に比べて、重量が20%ほど軽く、価格は400ドル程度になるとみられる。日本円にすると約44,000円ほどだ。
同モデルが本当に存在するかどうかは現時点では不明だが、Bloombergによると同事情に詳しい人物からの情報であるとのこと。登場はまだ先の話ではあるものの、今回の情報によって多くのユーザーがMicrosoftの新型タブレットについて大きな期待を抱くだろう。教育市場向けの低価格モデルについては競争が熾烈化し始めている。