毎年秋に発売する新型iPhoneには、新型のプロセッサが搭載されてきた。いつも前プロセッサから1段進化したものになっており、処理能力の向上はもちろん、省電力化が図られているのが常だ。昨年の「A11」プロセッサの時もそうだった。
すると、例年通りであれば今年発売のiPhoneには「A12」プロセッサが搭載され、処理能力が向上するはずだが、それを裏付けるような情報をMyDriversが伝えている。
今年の新型iPhoneに期待している方は必見。
「A12」プロセッサの性能は「A11」から24~30%向上か
この情報を公開しているのは、未発表のプロセッサの情報に定評のある@i冰宇宙(i Ice Universe)氏。彼の情報によると、「A12」プロセッサのベンチマークスコアはシングルコアが5,200、マルチコアは13,000ほどになるという(Geekbench 4計測)。
昨年の「A11」プロセッサのベンチマークスコアがシングルコア4,200、マルチコア10,000であったことを考えると、「A12」プロセッサは昨年から24~30%ほど向上していることになる。
シングル / マルチコア | 搭載端末 | |
---|---|---|
A10 Fusion | 3,400 / 5,500 | iPhone 7 / 7 Plus |
A11 Bionic | 4,200 / 10,000 | iPhone X iPhone 8 / 8 Plus |
A12 | 5,200 / 13,000 | 不明 |
冒頭でも触れたように「A」プロセッサは例年着実な進化を見せていることから、今年も上記のような順当な進化が期待できる。ただし、以前に@i冰宇宙氏が公開した情報の中には間違っていたものがあることから、今回の情報の信ぴょう性については不明。
ちなみに、「A12」プロセッサはTSMC(台湾)の単独製造になるという情報がある。また「7nm」プロセスでの製造とされているが、@i冰宇宙氏曰く、消費電力については期待値より23%ほど高いものになっているとのことだ。
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