いよいよ来月、Appleの開発者向けイベント「WWDC 2018」が開催される。同イベントでは「iOS 12」などの次期OSがお披露目になるものとみられているが、新OSの発表を前に早くも「iOS 13」の話が登場している。
以前は9to5Macに所属しており、現在はBloombergの記者として活動しているMark Gurman氏によると、Appleが来年に公開を予定している「iOS 13」は主にiPad向け機能の追加・刷新がメインになるようだ。
「iOS 13」はiPad向けの機能が中心のアップデートに
Mark Gurman氏曰く、「iOS 13」は「Yukon」というコードネームで呼ばれており、アップデート内容は以下の通りになるという。
- ファイルアプリの刷新
- macOSアプリのようにアプリ内タブが利用可能に
- Split Viewで同じアプリを並べて利用可能に
- Apple Pencilの改善
また、当初「iOS 12」向けに計画されていたホーム画面や写真アプリの刷新も「iOS 13」に含まれることになるとのこと。
「iOS 13」は大幅アップデートになる可能性が高い。というのも、来月に発表される「iOS 12」は大きな変更がほとんどない、マイナーアップデートになるとみられている。
当初は、ホーム画面や写真アプリの刷新も「iOS 12」で計画されていたようだが、近年のOSのクオリティの低さが指摘されていることから、Appleは「iOS 12」をクオリティアップのためのアップデートと位置付ける可能性があるという。新機能の追加は「iOS 13」に回されると噂だ。
ちなみに、”クオリティが低い”と指摘された「iOS 11」は2017年6月に発表された。同OSはiPadのユーザーインターフェイスを大幅に刷新し、様々な新機能を追加していたが、多数の不具合が見つかっており、Appleは2017年から2018年にかけて不具合の修正に追われた。
これらの影響もあったのか、当初実装予定だったマルチルームオーディオ機能などが利用できる「AirPlay 2」など、いくつかの機能は未だに正式実装に至ることができていない。
「iOS 12」は前述の通り変更点に乏しいものになる可能性が高いが、来年配信予定の「iOS 13」は特にiPad向けの機能が充実するかもしれない。
[ via MacRumors ]