現地時間5月1日、Appleは2018年第2四半期(2018年1月~3月期)の決算を発表した。
同四半期の売上高は611億ドル(6兆7000億円)、純利益は138億ドル(1兆5000億円)。希薄化後の1株あたりの利益は2.73ドルとなったとのこと。各製品毎の販売台数は、iPhoneが約5,222万台、iPadが約911万台、Macが約408万台となった。前年同期比の増減は表の通り。
さらに、サービス部門が前回決算から引き続き好調を維持しているほか、日本やアジアを含む全ての地域で前年同期比で上回っている。
総売上高 | 611億3700万ドル ( +16% ) |
---|---|
純利益 | 138億2,200万ドル |
売上高 | 販売台数 | |
---|---|---|
iPhone | 380億3200万ドル ( +14% ) | 5,221万7000台 ( +3% ) |
iPad | 41億1300万ドル ( +6% ) | 911万3000台 ( +2% ) |
Mac | 58億4800万ドル ( ±0% ) | 407万8000台 ( -3% ) |
Service | 91億9000万ドル ( +31% ) | − |
その他 | 39億5400万ドル ( +38% ) | − |
地域 | 売上高 |
---|---|
アメリカ | 248億4100万ドル ( +17% ) |
ヨーロッパ | 138億4600万ドル ( +9% ) |
中国 | 130億2400万ドル ( +21% ) |
日本 | 54億6800万ドル ( +22% ) |
アジア太平洋地域 | 39億5800万ドル ( +4% ) |
第2四半期の決算としては過去最高の売上を記録し、増収増益となった。
これを牽引したのは紛れもなく、Appleの主力製品である「iPhone」で、以前からフラグシップモデルの「iPhone X」は不調が囁かれていたが、直前のウォール街の予想通り、この噂を覆す結果となったようだ。販売台数が3%増だったにも関わらず、売上が14%も増加したのは、「iPhone X」の1台あたりの価格が高いためであると予想される。
ちなみに、Tim Cook CEOによると、「iPhone X」が最も多く売れている端末であるとのこと。また、ウェアラブル端末「Apple Watch」の販売も好調であると説明している。
地域別の売上に関してだが、CEOは日本と中国で大幅に売上が増えたと報告している。日本で22%増加、香港を含む中国で21%増加した。