今月5日に、Appleの音楽配信サービス「Apple Music」はサブスクライバーが4000万人を超えたことが報じられていたが、やはり事実だったようだ。
Appleの上級副社長Eddy Cueの話では、Apple Musicの有料会員数は4,000万人を超えたとのこと。さらに同サービスには無料会員が800万人以上いるため、最低でも4,800万人のユーザーを抱える大きなサービスに成長したことになる。
もちろん世界最大手の音楽配信サービス「Spotify」の会員数に比べると3000万人ほど少ない数字で、追いつくにはまだ時間がかかるとみられる。
ただし、Apple Musicは1ヶ月で200万人以上の有料会員を増やしていることから、その差を徐々に縮めることができるかもしれない。現に、米国内シェアではSpotifyを首位の座から引きずり下ろすことが予想されている。
Oliver Schusser氏が「Apple Music」のトップに
一般ユーザーには直接関係ないことだが、「Apple Music」の運営体制は少し変化があったようだ。
Varietyの報道によると、Appleは「Apple Music」のボスにOliver Schusser氏を指名したとのこと。Schusser氏は2014年にAppleに入社。これまでApp StoreやiTunesに関する仕事に就いていたが、内部昇進によって、Apple Music及び国際コンテンツ担当バイスプレジデントとしての責務が与えられた。Appleはこの人事を認めている。
ちなみに「Apple Music」と言えば、Beatsの創業者で、現在はAppleに所属している音楽界の重鎮 Jimmy Iovine氏がAppleを退社するという噂があるが、これについては今回も情報はなし。
Iovine氏は今年初めにこの噂を否定していたが、Appleは徐々に同氏の役割を縮小させているという報道もあり、その後に心境の変化があったかどうかは明らかになっていないが、