25日、Appleは開発者向けに「iOS 11.3 beta 1」を公開しているが、同バージョンでは「Messages on iCloud」機能が復活していることが判明した。
「Messages on iCloud」は、メッセージの履歴が全てiCloudに保存されることで、違う端末に移行したとしても引き続きメッセージを継続して閲覧することが可能になるという機能。
同機能は「iOS 11」と「macOS High Sierra 10.13」の最初の開発者向けベータ版で導入されていたが、その後一時的に機能が削除されており、Appleからは近いうちに復活する予定であることがアナウンスされていた。
その後、しばらく音沙汰がなかった「Messages on iCloud」だが、今回の開発者向けベータ版で再登場。どうやら今春にリリースされる正式版「iOS 11.3」で無事復活を遂げるようだ。
Appleが公開している「iOS 11.3 beta 1」のリリースノートによると、「iOS 11.3 beta 1」のインストール後初めてメッセージアプリを起動すると、「Messages on iCloud」機能をオンにするよう促す通知が表示されるとのこと。また、二段階認証とiCloudバックアップがオンになっているユーザーに対しては、自動で設定が有効になるという。
「Messages on iCloud」を利用すると、長時間端末を起動していなかったとしても、全端末で完全なメッセージの履歴が見れるようになる。特に複数のApple端末を利用しているユーザーは、設定をオンにしておくとスムーズにメッセージアプリを使うことができるようになるだろう。
「iOS 11.3 beta 1」の配信はすでに開始されているので、開発者の方々はお時間のあるときにアップデートを。
ちなみに、Appleは「iOS 11.3」で追加されるいくつかの新機能の詳細をすでに発表しており、当サイトでも詳細をまとめているので、気になる方は以下から確認していただければと思う。
[ via MacRumors ]