ChromecastやGoogle Homeを使用する環境でWi-Fiネットワークに接続できなくなる不具合が発生 各ルーターメーカーが対応

現在、ChromecastやGoogle Homeを利用している環境で、デバイスがインターネットに接続できなくなる現象が一部で発生していることがわかった。

Myceによると、Google ChromecastやGoogle Homeといったホームデバイスを接続しているWi-Fiネットワーク及びWi-Fiルーターに不調が起こり、同ネットワークに接続するデバイスが正常に通信できない状況が発生しているとのこと。

同不具合が確認されているのはASUSやLinksys、Netgear、TP-Link、Synologyなどの多くのルーターで、インターネット接続が途切れるだけでなく、短期間動作不能になってしまうものもあるのだとか。

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ルーターメーカー各社は不具合に対応中、すでにファームウェアアップデートが配信されているケースも

TP-Linkのエンジニアによると、この現象はGoogleデバイスの「mDNS(マルチキャストDNS)」に原因があるという。

この「mDNS」とは、ChromecastやGoogle Homeと「Google Play Music」などのGoogleが提供しているサービスとのライブ接続を維持するために、Android端末がパケットを送信する仕組みのこと。

パケットは通常は20秒間隔で送信されているのだが、現在、Android端末がスリープモードから復帰する際に、大量のパケットを送信するという現象が発生。しかも、スリープモードの時間が長ければ長いほど大量のパケットを送信するとのことなので、この通信をルーターが捌き切れず、インターネット通信が途切れるなどの不具合が発生しているとのこと。

これらのルーターのうち、LinksysNetgearTP-Linkの3社はこの不具合を解決するための新しいファームウェアをすでにリリースしている。また、Googleもすでに問題解決に向けて動いているようだ。

まだGoogleから正式な発表はないものの、近いうちに詳細が発表される可能性がある。同不具合に困っている方は、まずはお使いのルーターのファームウェアアップデートを確認してみよう。

ちなみに、同不具合はAndroid端末とChromecast・Google Homeの組み合わせのみで発生しているものになるので、iOS端末を利用している場合は問題ないとみられる。安心してChromecast・Google Homeを利用していただければと思う。

[ via 9to5Google ]

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