Appleは今年の9月、ワイヤレス充電に対応した新型iPhoneを発表するとともに、純正のワイヤレス充電器「AirPower」を発表した。そして、この充電器を使えば、iPhoneと同時に「Apple Watch」や「AirPods」を充電することができると発表していた。
しかし、現状販売されている「AirPods」はワイヤレス充電に対応しておらず。「AirPower」で「AirPods」をワイヤレス充電するには、少なくとも「AirPods」の新型モデルが登場するか、もしくはケースがワイヤレス充電に対応しないといけない。
Appleはこの辺りについて詳しい説明をしていないため、どちらになるのかは明らかになっていないわけだが、Apple事情に詳しいKGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏が新型「AirPods」の登場時期に関する予想を公開しているので紹介したい。
2018年後半に「AirPods」の新型モデルが登場
KGI SecuritiesのMing-Chi Kuo氏の予想では、新型「AirPods」の登場は2018年後半。
新型モデルの登場によって、AirPodsは何が変わるのかについては言及されていないものの、少なくとも前述した理由からワイヤレス充電に対応しているものと予想される。ただし、ワイヤレス充電に対応した「AirPods」用ケースが発売するのか、それともワイヤレス充電に対応した「AirPods」が発売するのか、その両方なのかは不明のままだ。
「AirPower」の発売時期に関しても明らかになっていない状態だが、登場する可能性が最も高いのは2018年3月頃。もちろん、この時期に「AirPods」のワイヤレス充電対応ケースをリリースする可能性もあるだろう。
ただし、2018年後半に新型「AirPods」登場が控えているのに、Appleがワイヤレス充電対応ケースを発売するとは少々考えにくいとも言える。
もし、Kuo氏の予想が正しいと仮定するならば、次期「AirPods」の変更はかなり小さなものになりそうだが、同イヤホンのワイヤレス充電対応を期待しているなら、2018年後半まで待つ必要がありそうだ。
ちなみに、AirPodsは年末商戦での販売好調によって、現在供給が不足気味。すでに、年内に入手することが難しくなってきており、日本でもApple公式サイトで今から注文した場合、最短で入手できるのは12月29日と案内されている。
Appleは次期「AirPods」の開発をしながら、現行モデルの生産増強を行なっているとされる。2018年には生産を2倍に増やすことも報じられている。
[ via 9to5Mac ]