あくまで噂の話でしかないが、Appleは次期「iPhone SE」を開発中と言われている。次期「iPhone SE」に関する情報は依然として少ないものの、一部のメディアからは2018年春に発売することや、ホームボタンが廃止されることなどが予想されている状況だ。
今年9月には、Curvedが作成した「iPhone SE」の次期モデルのコンセプトイメージが公開されていたが、これに続く形で、Concept Creatorが新しいコンセプト動画を公開している。
「iPhone X」と同様にホームボタンが廃止され、ベゼルレスデザインが採用?
Concept Creatorが予想する次期iPhone SEの名称は、「iPhone SE 2018」。「iPhone 7」や「iPhone 8」のようなナンバリングは付与されず、「MacBook Pro 2017」や「MacBook 2018」のように発売年を名前の後に入れる形式を採用することを想像しているのだろう。
「iPhone SE 2018」は、従来のデザインやサイズをそのままに、ホームボタンを廃止しディスプレイの周りのベゼルを狭くすることでベゼルレスデザインを実現。ディスプレイ上部にはカメラやセンサーなどを配置するセンサーハウジングが設けられるとし、今月3日に発売した「iPhone X」のデザインを踏襲したものになると予想されているようだ。
もちろん、ホームボタンが廃止されるということは顔認証が搭載されると考えていいだろう。CurvedのコンセプトイメージではTouch IDが画面に内蔵されることが予想されていたが、「iPhone X」の顔認証の精度の高さから、画面に「Touch ID」を載せる必要性はそこまで高くなさそうだ。
Concept Creatorは、次期「iPhone SE」は来年3月8日にリリース(もしくは発表)されると予想しているようだが、これはあくまでも予想に過ぎないため参考にはならない。
しかし、世界のスマホユーザーの中には、4インチサイズのスマホを愛用する方も多いのも事実。Appleは2016年3月に現行モデルを投入して以来、新型モデルを発表していないことから、新型モデルの登場は十分に期待できるだろう。
ただし不安なのは価格について。「iPhone SE」の魅力は、サイズや性能の他に、”価格の安さ”も挙げられるが、「iPhone X」の機能の全てを搭載するとなれば材料費が高くなる。
「iPhone X」は有機ELディスプレイなどで材料費が高くなっており、最も安いモデルでは11万円を超える。有機ELディスプレイではなく、代わりに液晶を使えばそれなりに安くは済みそうだが、現行モデルの39,800円(税別)に近い価格での提供を実現するにはかなり厳しいものとみられる。
果たして、次期「iPhone SE」は登場するのだろうか。もし登場するとしたら、一体どのような端末になるのか。現状ではまだまだ分からないことばかりだが、今回のコンセプトイメージを見て次期モデルのイメージをふくらませてみよう。
[ via @stagueve ]