“Mac miniは今後の製品ラインナップの中で重要な位置付けであり続ける—“。
これは、AppleのCEOティム・クック氏がとあるユーザーに送信したメール内に書かれていた言葉。この言葉からクックCEOは、Appleは”Mac miniを今後も売り続ける”と解釈することができるが、ユーザーにとって都合良く解釈した場合、”Appleは次期Mac miniを用意している”、こうとも読み取れる。
Mac miniは最後のアップデートから3年以上が経過しており、一部では2018年あたりに新型モデルが登場することが予想されている。しかし、新型「Mac mini」に関する情報は、残念ながらかなり少ない状況で、Appleが開発しているとされる次期モデルがどうなるかを知る者はいない。
新型モデルの登場を期待するLouis Berger氏が、次期「Mac Mini」の製品像を予想し、コンセプト画像を作成・公開しているので、当記事では同コンセプト画像を紹介したい。
デザインが一新、「Touch Bar」や「Face ID」が搭載
彼が公開したコンセプト「Taptop Computer Concept」では、新デザインを採用した「Mac mini」が描かれており、従来のボックス型ではなく、Beatsのワイヤレススピーカー「Beats Pill」のような形状になっているのが特徴だ。
前面の断面部分には、MacBook Pro 2016/2017年モデルに搭載されている「Touch Bar」が搭載されており、本体に直接触ることで操作することが可能。さらに、「iPhone X」で導入された顔認証機能「Face ID」が利用できるようになっており、これまでパスワード入力もしくは指紋認証「Touch ID」で行なっていた本人確認が、顔を見せるだけでスムーズにできるようになるとのこと。
これはあくまでコンセプト画像であり、次期「Mac mini」の本物の姿ではない。しかし、しばらくフォームファクターが変更されていないことから、次期モデルでデザインが大幅に刷新される可能性は高く、しかもAppleは次世代モデルのために開発した「Face ID」や「Touch Bar」をMacに載せることももちろん検討しているはず。
今回のコンセプトを見て、「Mac mini」のアップデートを希望している方々はぜひとも想像を膨らませていただければと思う。
[ via 9to5Mac ]