昨日発売されたばかりの「iPhone X」には、iPhone史上初の有機ELディスプレイが搭載されている。
Appleはこのディスプレイを「Super Retina ディスプレイ」と名付けており、スマートフォンに搭載された有機ELディスプレイとしては、業界随一の解像度や広色域対応、色精度などを誇ると発表している。
中央に「焼き付き」が発生したスマートウォッチ(img via xda)
ただし、有機ELディスプレイには画面に前に表示した画像がかすかに残って見える「焼きつき」や「残像」などの特有の問題が発生することでも有名。ひどい場合にはくっきりとディスプレイに表示が焼きついてしまうということも。
そういった現象を防ぎ、「iPhone X」を長期間使えるように、Appleから「Super Retina ディスプレイ」に関するサポートページが公開されている。
「焼きつき」や「残像」などの防ぎ、ディスプレイを長持ちさせる方法が記載
公開されたサポートページには、まずは「Super Retina ディスプレイ」の特徴が記載。従来の有機ELディスプレイをさらに進化させたディスプレイであることに加え、「焼きつき」や「残像」などの現象を低減する工夫も行われているとのこと。
ただし、「焼きつき」や「残像」などの現象は完全に発生を抑制することはできないため、ディスプレイを長持ちさせるための対処方法も記載されている。
「iPhone X」の綺麗なディスプレイを長く保つために、必ず目を通しておくようにしよう。内容は以下の通りだ。
- iPhone X を最新バージョンの iOS にアップデートしてください。新しいアップデートが公開されると、アップデートの案内が表示されます。「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」でアップデートを確認することもできます。
- 「明るさの自動調節」を使って、周辺光に合わせてディスプレイの明るさを自動的に調節してください。この設定はデフォルトで有効になっています。設定状況を調べるには、「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「ディスプレイ調整」の順に選択します。
- iPhone X のディスプレイを使っていないときは、その電源を切るように設定しておきましょう。時間を短く設定しておくことを推奨します。設定を調整するには、「設定」>「画面表示と明るさ」>「自動ロック」の順に選択します。
- 静止画像を最大輝度で長時間表示し続けることは避けてください。iPhone X を特に使っていないときでもディスプレイをオンのままにしておく App がある場合は、コントロールセンターを使って明るさを一時的に低くしておけます。