爆発事件で話題になった、あの「Galaxy Note 7」が名前と一部の仕様を変えて、今月から販売が開始されることが正式に発表された。
韓国Samsungは、新生Galaxy Note 7こと「Galaxy Note Fan Edition」を、韓国国内で7月7日から販売を開始するとアナウンスしている。
Galaxy Note FE、韓国国内で7月7日に発売
今回発表された「Galaxy Note Fan Edition(FE)」は、「Galaxy Note 7」のデザインをそのままに、内部のバッテリーを3,500mAhから3,200mAhの小さいものに変更した端末。
ディスプレイサイズは5.7インチ、搭載するプロセッサはSnapdragon 820 (Exynos 8890)、メモリ容量は4GBと、バッテリー以外は「Galaxy Note 7」と同じものが採用されている。
充電コネクタはUSB-C、1200万画素のカメラを搭載し、IP68の防水性能を持つ。もちろんスタイラスのSペンも利用することが可能だ。
ただし「Galaxy Note FE」には、「Galaxy S8」で初めて採用されたアシスタント機能「Bixby」が搭載する。S8のように専用ボタンがある訳ではないが、ユーザーの行動から適切な情報を表示する「Bixby Home」とリマインダーを設定できる「Bixby Reminder」が利用できるとのことだ。
カラーラインナップは「ブラックオニキス」「ブルーコーラル」「ゴールドプラチナ」「シルバーチタン」の4色で、全てのモデルに端末カラーに合ったクリアケースが付属する。
また、9月30日までに同端末を購入したユーザーには「S Pen Plus」が提供されるとのことだが、その詳細についてはまだ明らかにされていない。
ちなみに、一度爆発炎上しているため安全面への不安もあると思うが、「Galaxy Note FE」は未開封品と未使用部品を使用して製造したもので、世界中から回収した中古端末ではないとのこと。また、搭載するバッテリーに関しても8つの厳しい安全テストを通過したものを使用しているとのことなので、昨年のような爆発事件は起きないと思われる。
Samsungは、「Galaxy Note FE」を韓国国内で40万台限定で販売する計画。海外市場での販売に関してはまだ決まっておらず、今後明らかになるとのことだ。
価格は69万9600ウォン(日本円にすると約6万8500円)で販売される予定だ。
昨年、韓国Samsungは「Galaxy Note 7」の爆発事件を受けて大炎上。すぐさま販売を停止し、世界中から端末を回収した。
同端末が爆発した理由は様々だったが、今年1月の発表ではバッテリーだけでなく、一部の生産体制もずさんだったことも発覚。韓国Samsungは環境への影響や損失を減らすために、これらの問題を解決した端末を近いうちに発売する予定であることを認めていたが、いよいよ7月から販売が開始されることに。
[ via AndroidPolice ]