「iPhone 8」にはUSB-PD対応「10W USB-C電源アダプタ」が付属か 充電時間を短縮できるように?

デザインの変更、新機能の搭載など様々な憶測が飛び交っている次期iPhoneのプレミアムモデル「iPhone 8」。

最近では相次ぐリークによって次期モデルの仕様が徐々に明らかになってきている印象だが、今回、以前から話題になっていた急速充電に関して新情報が登場。iPhoneは、USB-PDによる高速充電に対応する可能性がある。

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「iPhone 8」、USB-PDによる高速充電に対応?

MacRumorsによると、BarclaysのアナリストBlayne Curtis氏が投資家向け調査報告書を公開。その中で、「iPhone 8」にはUSB-PD用のチップが搭載、さらには「iPhone 8」に付属する充電器がUSB-PD対応の「10W USB-C電源アダプタ」に変更されると報告している。

この話については、以前にもKGI Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏が触れていたことで、同氏もUSB-PD対応のLightningコネクタが「iPhone 8」に搭載されると報告していた。

つまりこれらが事実であれば、iPhoneはLightningポートを維持しつつ、USB-PDによる高速充電が可能になることに。そうなると、「iPhone 8」には「USB-C – Lightningケーブル」が同梱されることが考えられる。

ただ、この話には少々疑問もある。そもそも「10W USB-C電源アダプタ」を使ったとして、これまで以上にiPhoneを早く充電することができるのだろうか。

これを分かりやすく解説しているのは、日本のMacお宝鑑定団Blog (羅針盤)。同メディアは現行のiPhoneの充電仕様について解説しており、「10W USB-C電源アダプタ」の同梱にはメリットがないと指摘している。

現行のiPhoneシリーズは、これまで「5W USB電源アダプタ」が同梱されているが、「iPad Pro」に付属してくる「12W USB充電アダプタ」を活用すれば、もっと早く充電することができる。

ただ、10Wによる充電の場合に関しては、USB-AであってもUSB-Cであっても充電できるスピードは変わらない。もし、USB-PDを活用した高速充電をしたいのなら、少なくとも15W以上の電源アダプタを使用しなければメリットを受けることができず。

このことから、Macお宝鑑定団Blog(羅針盤)はBlayne Curtis氏のレポート内容が若干異なることを予想。「10W USB-C電源アダプタ」が搭載されるのではなく、「iPad Pro」と同様にUSB-C電源アダプタを利用した際の高速充電に対応するのではないかと指摘している。

これまで、ワイヤレス充電や高速充電に対応すると言われてきた次期iPhoneの「iPhone 8」。

現行機種でも高速充電をすることは一応可能ではあるものの、現状では購入時に付属する充電器で高速充電することはできないため、個人的にはUSB-PD対応充電器が付属することをとても期待している。

しかし、Macお宝鑑定団Blog(羅針盤)の指摘にも納得できる。結局のところ、次期iPhoneには例年通り「5W USB電源アダプタ」が付属することになるのだろうか。

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