新型「MacBook Pro (2017)」のベンチマークスコア、2016年モデルから約20%以上向上 「Kaby Lake」の搭載が理由

Appleは今週火曜日、開発者向けイベント「WWDC 2017」の基調講演を開催。その中で、「MacBook Pro」シリーズの新型モデルとなる「MacBook Pro (2017)」が発表され、すでに販売が開始されている。

「MacBook Pro (2017)」モデルは、昨年10月に販売が開始された2016年モデルからデザインの変更は一切なく、中身のプロセッサの処理性能が向上するなどマイナーアップデートが施されているのが特徴。Intelの第7世代プロセッサ「Kaby Lake」を搭載したことにより処理が高速になることが発表されていた。

それでは2017年モデルはどれほどの性能を発揮することができるのか。MacRumorsが「MacBook Pro (2017)」のベンチマークスコアを計測し、2016年モデルと比較しているので紹介しよう。

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2016年モデルから処理性能は20%アップ

MacRumorsは、先日販売が開始されたばかりの「MacBook Pro 15-inch, 2017」と、2016年モデル「MacBook Pro, 15-inch, 2016」の両端末で、「Geekbench 4」によるベンチマークを実施。結果は以下のようになったそうだ。

  MacBook Pro 15-inch, 2016 MacBook Pro 15-inch, 2017
コア Single-Core
Score
Multi-Core
Score
Single-Core
Score
Multi-Core
Score
Base / Stock  3,982 12,530 4,255 13,727
High-End / Stock  4,098 13,155 4,632 15,747
Highest-End / Build-to-Order 4,284 13,696 N/A N/A
プロセッサ 2.8GHz Core i7 processor
第6世代「Skylake」
3.1GHz Core i7 processor
第7世代「Kaby Lake」

このベンチマーク結果から2017年モデルのプロセッサの処理性能は、2016年モデルに比べてシングルコアスコアで13%、マルチコアスコアで最大19.7%向上していることが判明。

さらに、Macお宝鑑定団Blogも2016年モデルと2017年モデルの店頭販売仕様モデルを比較。その結果、新型モデルは23%ほどベンチマーク結果が向上していることが確認できたとのこと。

2016年モデルが搭載されていたIntelの第6世代「Skylake」プロセッサから第7世代「Kaby Lake」プロセッサに置き換えられたことで、端末の処理速度は着実に向上したようだ。円安の関係からか、日本での端末価格は2万円程度上昇してしまったが、2016年モデルを見送った人にとっては2017年モデルを買う価値はありそうだ。

当ブログでは、「MacBook Pro (2017)」モデルを他端末や旧端末と比較した記事も公開している。もし、「MacBook Pro (2017)」の性能の詳細が知りたい方は以下の記事を参考にしていただければと思う。

【最新モデル比較】「MacBook (2017) / MacBook Pro (2017)」のスペックを比較してみた(スペック表あり)
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