今月5日、Appleのデベロッパー向けイベント「WWDC 2017」がついに開催される。同イベントでは次期OSの「iOS 11」や「macOS 10.13」などの発表とともに、Siri搭載スピーカーや「iPad Pro」などの新製品が複数発表されることが予想されている。
ただ、新製品のリークは相次いでいるものの、現時点までOS関連のリークはかなり少ない。正直発表が行われるまでどんな機能が追加されるか分からない状態だが、次期OSのうち「iOS 11」の新機能としてこんな機能が追加されるのではないだろうか、と予想した非公式のコンセプトイメージがConceptsiPhoneから公開されているのでご紹介しよう。
「iOS 11」は「WWDC 2017」で発表予定
公開されたコンセプトでは、「iOS 11」に搭載されるかもしれない新機能がいくつも紹介されている。基本的なUIは「iOS 10」を踏襲したものになっていて大きな変更はないようだが、細かい部分でユーザーが使いやすいように変更が加えられているようだ。
例えばこちらのコントロールセンター。「iOS 11」では、「ミュージック」アプリや「HOME」アプリの制御画面がコントロールセンターから切り離され、従来のものよりも見やすくなっている。
また、コントロールセンターに新たに「低電力モード」のボタンが追加されており、即座に同モードのオン・オフができるように。個人的に外に出るときにはほぼ確実に使う機能なので、もし実装されたら嬉しい限りだ。
こちらはSiriがカメラアプリと連携し、撮影した場所について説明をしてくれるというコンセプト。先日「Google I/O 2017」で発表された「Google Lens」に近い機能だと思われるが、実際にこれができるようになれば旅行先での利便性が向上するはずだ。
カメラアプリは片手で操作しやすいようにUIが下に集中。これまでよりも手軽に写真を撮影することができそうだが、もしこのUIが実装された場合は、表示が若干細々としているのでボタンの押し間違いが発生しやすいかもしれない。
ロック画面に表示されるリッチ通知は、左にスワイプすることで「スヌーズ」と「削除」の2種類から動作を選ぶことができ、「スヌーズ」を選択すると何分後かに再度通知させることができるようになる。通知時間は自由に選べるようなので、忙しい時に重宝しそう。
「iOS 10」から搭載が期待されていた「ダークモード」は、ついに「iOS 11」で搭載される可能性大。今回のコンセプトはこれまでに見てきたコンセプトとほぼ同じような雰囲気だが、やはり暗い部屋などでは白のUIよりも見やすいため、寝る前にiPhoneをいじるときに役立ちそうだ。
iPadではマルチウインドウ機能が搭載。アプリをウインドウモードに変更して開くことで、Macのように自由にアプリを並べることができるようだ。
画像は、Safariと音楽アプリが同時に起動している状態。作業や使うアプリによっては便利かもしれない。ただし、「iPad mini」シリーズに関しては画面が小さいので、少し使いづらく感じるかもしれない。
さらに、家族でiPadを使っている人向けには「マルチユーザー(ユーザー切り替え)機能」が搭載。同機能はすでに「iOS 10」で教育機関向けのiPadにリリースされている機能だが、「iOS 11」からは一般ユーザーも利用できるようになると予想。
ユーザーを切り替えることでSafariのブックマークやアプリを個別に管理できるようになるなど、iPadの貸し借りをした時に家族間のプライバシーも守ることができるかも?
ユーザーを切り替えることで、「Apple ID」に紐づく「Hand-Off」機能も即座に利用できるようになるので、個人的には重要な機能の一つだと思える。
今回公開されたコンセプトイメージはあくまで非公式なので、必ずしもこれらの機能が「iOS 11」に搭載されるとは限らない。現時点ではリークも少ないので、「iOS 11」にどんな機能が追加されるかは「WWDC 2017」の発表まで不明だ。
「WWDC 2017」の基調講演はインターネットでライブ配信が行われる予定。配信開始は6月5日午前10時(日本時間6月6日午前2時)なので、「iOS 11」の詳細が気になる方はぜひ視聴していただければと思う。
今回公開されたコンセプトイメージをもっとたくさん見たい場合はこちらからどうぞ。
・iPad Pro (11インチ/13インチ)
・iPad Air (11インチ/13インチ)
・iPad mini
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