今秋に発売が予定されているiPhoneは、iPhone史上初のワイヤレス充電に対応すると噂されており、先日もワイヤレス充電用のパッドが仕込まれた図面が流出して話題になっていた。
Appleがワイヤレス充電技術の国際標準規格を策定する「WPC」のメンバーになったことから、ワイヤレス充電機能の搭載は濃厚とされているが、さらにワイヤレス充電機能に関する情報が入ってきているのでご紹介しよう。
投資銀行のJP Morganによると、次期iPhoneにはBroadcom製のワイヤレス充電チップが搭載され、ワイヤレス充電機能がサポートされるとのこと。
今秋発売のiPhoneは「Qi」と「PMA」の両方のワイヤレス充電規格に対応
Broadcomは米カリフォルニア州に本社を置く企業で、ワイヤレス通信のための半導体製品の製造・販売を行っている企業だ。
JP MorganはこのBroadcomが製造したワイヤレス充電チップが今秋発売のiPhoneに搭載されると報告している。
以前の情報では、BroadcomとAppleは約2年の間、ワイヤレス充電システムの開発を行う上で協力関係にあるとされていたため、JP Morganが述べているようにAppleがBroadcom製のチップを採用する可能性はある。
また、Broadcomは充電規格「Qi」と「PMA」の両方に対応したワイヤレス充電チップをすでに販売している。そのため、次期iPhoneは両方のワイヤレス充電規格をサポートすることになるかもしれない。
もし今秋発売のiPhoneが「Qi」と「PMA」の両方の充電規格に対応した場合、世に出回っている多くのワイヤレス充電器でiPhoneの充電ができるように。すでにこれらの規格の充電器を持っている人はわざわざ充電器の買い替えをせずにすみそうだ。
さらに、JP Morganは次期iPhoneにBluetooth 5.0が搭載されるとも述べている。
Bluetooth 5.0は3月末に発表されたSamsungの「Galaxy S8 / S8 Plus」で初めてスマートフォンに搭載されたBluetooth規格。2台のオーディオ機器に同時に音楽を出力できるので、2台のワイヤレスヘッドホンを使ってカップルで同じ音楽を聴いたり、2台のワイヤレススピーカーを使って異なる部屋で同時に音楽を楽しむことが可能になると思われる。
ライバル社であるSamsungがすでにBluetooth 5.0に対応したとなれば、Appleも今秋発売のiPhoneで搭載する可能性は高いだろう。
[ via CNBC ]