Appleは「Apple Music」向けの独自コンテンツとして、人気トークバラエティ番組「Carpool Karaoke」のスピンオフシリーズと、アプリ開発者に焦点を当てたドキュメンタリー番組「Planet of the Apps」を公開することを発表している。
これらの番組は予告編も公開され、「Planet of the Apps」は今春に公開される予定となっているが、Appleはさらに独自コンテンツを用意していることがBloombergのインタビューから判明した。
Appleは「Apple Music」向けの独自コンテンツを年内に10本リリース予定
今回Bloombergのインタビューに応じたのは、Beatsの創業者であるJimmy Iovine氏。同氏によると、Appleは「Carpool Karaoke」と「Planet of the Apps」を含む10本の独自コンテンツを年内にリリースする予定であるという。
Iovine氏はそのコンテンツがどういうものであるかは明かさなかったものの、1つはレコード会社のBad Boy RecordsとCash Money Recordsが関わっており、もう1つは音楽プロデューサーのClive Davis氏が関わっていると発言。
また、R. Kellyのラップオペラ「Trapped in the Closet」の続編を含む、音楽関連のビデオのリリースにも焦点を当てているとのこと。
Iovine氏の発言から推察するに、Appleが用意しているとされる番組は音楽関連のものである可能性が高そうだ。
「Apple Music」は音楽配信サービスであるため、加入者は当然音楽に興味があるだろう。映画やただのバラエティ番組を配信するよりは音楽関連の番組の方が需要がありそうだ。
ちなみに、Iovine氏は「iOS 11」の「Music」アプリについても言及。Appleは「iOS 11」でApple Musicの独自コンテンツを最大限にアピールするため、「Music」アプリの刷新を計画しているのだとか。
残念ながら「Music」アプリについての詳細が語られることはなかったようだが、実はそれが明らかにされる日も近い。
今年6月にAppleは、「WWDC 2017」で「iOS 11」の全貌を明らかにする。他の新機能も多数追加されることになるとは思うが、同時に「Music」アプリの進化についても注目しておきたいところだ。
[ via 9to5Mac ]