昨年発売された「iPhone 7」シリーズのうち、「iPhone 7 Plus」はiPhone史上初の3GBのRAMが搭載されていたが、今年発売されるiPhoneではすべてのモデルに3GBのRAMが搭載されるかもしれない。
Cowen and CompanyのアナリストTimothy Arcuri氏は、「Touch ID」をディスプレイ内部へ搭載することが「iPhone 8」の製造を遅らせていると指摘したレポートの中で、今年発売されるiPhoneの全てのモデルには3GBのRAMが搭載されると指摘していることが判明した。
今年発売されるiPhoneは全モデルのRAMが3GBに
今年発売されるiPhoneについて、Arcuri氏は全てのモデルに3GBのRAMが搭載されると予想。
今までの報道では、最上位モデルの「iPhone 8」と「iPhone 7s Plus」のみに3GBのRAMが搭載されると予想されてきたが、同氏のいうことが事実であれば「iPhone 7s」のRAM容量も現行の2GBから押し上げられることになる。
RAM(メモリ)容量というのは、書き換え可能な記憶領域の大きさを示すもので、その容量が多ければ多いほど同時にできる作業量が多くなる。
もっと簡単に説明するならば、RAM容量は「作業机の広さ」。作業机が広ければ、ノートや鉛筆など様々な道具を置いておくことができる。また、参考書を開いておけるのでいつでも参照することができるなど、効率よく作業できる。
これは端末においても一緒で、RAM容量が多ければ多いほど作業効率が上がるため、結果的に端末の処理スピードが向上する。
現行機種の「iPhone 7」のRAM容量は2GBであるため、1GB増量されることにより、iPhoneはより早く作業を完遂することができるようになるかもしれない。
ちなみにTimothy Arcuri氏は、次期iPhoneのストレージオプションについても触れており、「iPhone 7s / 7s Plus」に関しては昨年発売した「iPhone 7」シリーズと同じ64GB/128GB/256GBのストレージオプション。
「iPhone 8」については64GB/256GBの2種類が用意されるとのこと。つまりどの端末も最大ストレージ容量は256GBになるということだ。
RAM容量に関しては、すでに3GBのRAMを搭載した「iPhone 7 Plus」が登場しているため、「iPhone 7 Plus」から「iPhone 8」に乗り換える人にとっては恩恵はほぼないものの、「iPhone 7」もしくはそれ以前の端末を持つユーザーにとっては嬉しい報道。ぜひ実現してもらいところだ。
(一部、記事内の表記に誤りがありましたので、訂正致しました。)
[ via Cult of Mac ]