Appleは新型「Apple TV」を、早ければ年内に発売する予定があるのかもしれない。
Bloombergは、Appleの内部事情に詳しい情報筋からの情報として、新型のセットトップボックスの存在について伝えている。以下で詳細をお伝えしよう。
4K解像度に対応した新型「Apple TV」を開発中か
Bloombergによると、Appleは第5世代「Apple TV」を現在開発中で、同機種は4K解像度の出力に対応したモデルになることが判明。4Kテレビにつなぐことで、今まで以上に綺麗な画質で「Apple TV」のコンテンツを楽しむことができるという。
この第5世代「Apple TV」は、Apple内部では「J105」というコードネームで呼ばれており、開発の進捗から早ければ年内にも発売する可能性があるとのこと。
この第5世代「Apple TV」に関して、Appleは様々な案を検討していたという。
例えば、NETFLIXやHuluのような月額課金制の映像コンテンツ配信サービスの提供や、PlayStationやXboxといったゲームコンソールに対抗するためにコントローラを用意し、本格的なゲームが楽しめるようにするとか。
また、現在はリモコン「Siri Remote」の中に内蔵しているマイクも、「Apple TV」本体に内蔵することを検討していた時期もあり、Google HomeやAmazon Echoのように「Apple TV」に直接話しかけることで会話できるようにするという案もあったようだ。
たが、これらの案については多くの問題があったことから実現は見送られており、実際は4K解像度の対応以外に新しい機能については盛り込まれない可能性もあるとのこと。
デバイスの詳細や、発売時期などについてはほとんど分かっていない状況の新型「Apple TV」だが、4Kコンテンツが増えつつある現状に対応するため、Appleがマイナーアップデートを実施しても全くおかしくはない。
しかも先日、Appleは「Apple TV」の部署に、新たにAmazonの「Fire TV」の責任者Timothy D. Twerdhal氏を引き抜いている。
同氏の加入で「Apple TV」の存在が大きく変わるかどうかは不明だが、もしかしたら違う視点から見直した新しいセットトップボックスが登場するのかもしれない。