Appleは2015年、初代「Apple Watch」を発売するとともに、世界で数カ所に「Apple Watch」の専門店をオープンした。日本では伊勢丹新宿にある「Apple Watch at Isetan Shinjuku」がそれに該当するが、もしかすると同店舗は近いうちに閉店してしまうかもしれない。
MacRumorsによると、フランスのパリにある百貨店「Galeries Lafayette」に店舗を構えていたApple Watch専門店が閉店してしまったようだ。
高級路線からの脱却 健康やフィットネスなどより身近な存在へ
今回のパリの店舗の閉店は、ロンドンのSelfridgesの店舗に続いてのこと。現在、フランスのApple公式サイトからも店舗情報が削除されているため、一時閉店ではなく完全に撤退したものとみられている。
これによって、世界に数カ所あったApple Watch専門店も、残すは日本の新宿伊勢丹にある「Apple Watch at Isetan Shinjuku」のみに。
こちらは現段階では閉店の兆候はない。ただ、Appleの方針で今後閉店になる可能性は十分にありそうだ。というのも、これらは「Apple Watch」の販売戦略に関係がありそうだから。
初代「Apple Watch」が発売した当初、Appleは同スマートウォッチを高級路線で販売していた。だが、高級路線では売れ行きが良くなかったためか、Appleはユーザーの健康やフィットネスに特化した”よりユーザーに身近な存在”へ「Apple Watch」をシフトさせようとしている。
現に「Apple Watch Series 2」に関しては、GPSの搭載や防水機能の向上など、ファッションよりもアクティビティに力を入れている感がある。また、初代の「Apple Watch」は価格が100万円以上の「Apple Watch Edition」を販売したが、昨年発売した第2世代「Apple Watch Edition」の価格は12万円~13万円と一般ユーザーでも買えない値段ではない。
Appleが、「Apple Watch」の販売戦略を転換したのは明らか。AppleのCEOティム・クック氏によると、昨年12月の時点でApple Watchの売れ行きは好調とのことなので、これらの販売戦略が功を奏しているのかもしれない。
「Apple Watch at Isetan Shinjuku」が閉店するかどうかは、Apple次第。もし、「Apple Watch at Isetan Shinjuku」に一度も行ったことがない人は、一度試しに訪れてみてはどうだろうか。
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