
Annapurna InteractiveとGraceful Decayは9月3日、パズルアドベンチャーゲーム『Uncanyon』を発表した。PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、PC(Steam、Epic Games Store)に対応し、2027年の発売を予定している。
異なる現実を重ねて道を切り開く

Graceful Decayは、独創的な再帰型パズルゲーム『Maquette』を手がけたスタジオ。今回の『Uncanyon』では、異なる現実が重なり合う不思議な世界を舞台に、遺跡に仕掛けられたパズルを解きながら、その世界に隠された秘密を探っていく。
『Uncanyon』の舞台となるのは、かつて栄えていたものの、今では忘れ去られた世界。複数の「並行ならざる現実」が重なり合うことで生まれた場所で、崩れかけた神殿や草木に覆われた遺跡が点在している。

プレイヤーが操作するのは、見知らぬこの世界に迷い込んだソニア。もともとは冒険や刺激を求めてやってきた彼女だが、探索を進めるうちに、自分がこの世界を救う役割を担っていることを知ることになる。
ソニアは「失せ物を見つける者」として、世界を探索しながら記録や古代の装備品、魔法のような力を持つ「fragmentstone(欠片石)」で作られた道具を集めていく。

遺跡には、侵入者を阻むために作られた罠やロック、さまざまな仕掛けが用意されている。探索中に手に入れた道具や新たな発見を使い、それぞれの仕掛けを解いて先へ進んでいく。
そして本作のパズルで重要になるのが、異なる現実を切り替える「Reality Fragments」だ。世界各地には、欠片石によって動く装置が存在する。装置を起動すると、その場にある空間そのものが別の現実へと変化し、障害物が移動したり、危険な場所が消えたり、さっきまで存在しなかった道が現れたりする。
しかも、現実は完全に別の場所へ移動して切り替えるのではなく、Uncanyonの中で複数の現実が重なり合っている。プレイヤーは現実同士を自由に重ね合わせ、必要なところでその変化を止めることもできる。

たとえば、ある現実では閉ざされている扉が、別の現実では開いていることがある。その一方で、別の場所に新たな危険が現れる場合もある。どの現実を重ね、どのタイミングで止めるかを考えながら、周囲の環境を利用して進路を作っていく。
ゲームを進めると、複数の現実に同時に存在できる場面も登場するという。周囲の状態を観察し、現実ごとの違いを利用して解決方法を見つけることが、ゲームプレイの中心となる。
世界を救う使命に悩むソニア

『Uncanyon』では、パズルだけでなくソニア自身の物語も描かれる。世界を救う冒険という古典的な設定を持ちながら、ソニアは最初から英雄になることを望んでいたわけではない。自分に課せられた運命や、世界を救わなければならないという期待を知るにつれて、その重圧に悩むようになる。
Graceful Decayによると、ソニアの物語には、家族から寄せられる期待や、ソーシャルメディアによって生まれる目に見えない義務感など、現実の生活で感じるプレッシャーも反映しているという。
『Maquette』では、空間の大きさや視点の変化を利用したパズルが大きな要素となっていた。『Uncanyon』ではそこから発想を広げ、遺跡そのものの状態を複数の現実の間で変化させる仕組みを取り入れた。
発表時点では、ソニアが訪れる地域や物語の詳細、「Reality Fragments」がゲームの進行に伴ってどのように発展していくのかなど、まだ明らかにされていない部分も多い。
『Uncanyon』は、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、PC(Steam、Epic Games Store)向けに2027年発売予定だ。
(画像:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

