ダイソン、電動歯ブラシ「Dyson CameraJet」発表。カメラで歯間を捉えて歯垢をジェット洗浄

ダイソンは9月1日(現地時間)、新カテゴリーの電動歯ブラシ「Dyson CameraJet フロッサー付き電動歯ブラシ」を発表した。

9月1日からダイソン公式ストアや主要通販サイトで販売を開始し、9月2日から全国の家電量販店や一部百貨店でも販売する。ダイソン公式ストアでの価格は7万9800円(税込)。

▼「Dyson CameraJet フロッサー付き電動歯ブラシ」を各ストアで購入する

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    歯間をカメラで検知、狙った場所へジェット噴射

    Dyson CameraJetは、歯ブラシにカメラとジェット噴射機構を組み込み、歯を磨きながら歯間を検知して水やマウスウォッシュを噴射する製品。10万ピクセルのマクロレンズカメラで口腔内を捉え、AIによる機械学習技術「Gap Optical Targeting」を使って歯と歯のすき間をリアルタイムで認識する。

    ダイソンは、ブラッシング、フロス、マウスウォッシュといった従来のオーラルケアを1台にまとめることで、歯間を含めたケアを日常の歯磨きに組み込むことを狙う。

    同社は、ブラシモードとオートジェットモードを搭載した電動歯ブラシとして、歯間をカメラで検知しながらブラッシングと同時にフロスできる唯一の製品だとしている(2026年6月までに全世界で公開されていた、ブラシモードおよびオートジェットモードを搭載した電動歯ブラシの競合製品情報の調査に基づく)。

    Dyson CameraJetの開発には6年が費やされた。ダイソンによると、同社のエンジニアとサイエンティストは10年以上にわたってオーラルケアの習慣や、口腔内に蓄積する汚れや細菌について研究してきたという。

    その中で着目したのが歯間だ。歯と歯のすき間は歯垢が蓄積しやすい一方、ブラッシングだけではケアしにくい場所でもある。ダイソンの調査では、10人中9人が十分な頻度でフロスを使用しておらず、ブラッシング時間も平均45秒と、推奨される2分間を大きく下回っている。

    こうした課題に対し、ダイソンは「見つけにくい歯間をどう見つけるか」「歯垢をどう取り除くか」「ブラッシングしながらクリーニング性能をどう高めるか」という3つの課題に取り組んだ。カメラ、機械学習、高度な流体力学、ブラッシング技術、Wi-Fi接続などを組み合わせ、Dyson CameraJetを開発したとしている。

    搭載する10万ピクセルのマクロレンズカメラは、AI機械学習アルゴリズム「Gap Optical Targeting」によって制御される。毎秒28枚の画像をリアルタイムで解析し、歯と歯のすき間を検知。歯間を捉えてから0.1秒以内に、対象となる場所へジェット水流を噴射する。

    カメラと機械学習システムは、開発期間中に収集した47万枚以上の歯の画像を使ってトレーニングされている。Dyson CameraJetを制御するコードは1,600万行に及ぶという。

    ジェットには、ダイソン独自の「コニカルジェット」を採用した。一般的なウォーターフロッサーが鋭く直線的な針状の水流を使うのに対し、コニカルジェットは円すい状に広がる水流を噴射する。広い範囲を一度に洗い流せるほか、より低い圧力で動作するよう設計されており、歯ぐきやエナメル質への負担を抑えるという。

    このジェットの開発では、シンガポール国立大学歯学部と5年間にわたって共同研究を実施。人工の歯垢を開発し、ジェットの形状を変更するたびに性能を検証できる環境を構築した。ダイソンは、人工歯垢を使ったラボ試験で、従来型の針状ジェットと比較してコニカルジェットの歯垢除去性能を検証している。

    水やマウスウォッシュを入れるタンクには、容量12.5mLの「アンチグラビティタンク」を採用。ダイヤフラムポンプと圧力チャンバーによって、本体を縦、斜め、水平のどの向きで使用しても安定した水圧でジェットを噴射できるようにした。

    一般的なコップとストローのような構造では、本体を傾けた際に空気が入り込み、ジェットの性能が低下することがある。アンチグラビティタンクでは空気の混入を抑え、ジェットを途切れさせずに供給できるという。奥歯を磨く際のように、本体を水平に近い状態で使う場面も想定した設計だ。

    充電ドックには給水機能も搭載する。ボタンを押すだけで、約3秒で歯ブラシ本体にマウスウォッシュを補充できる。使用後は本体を立てて保管できるほか、充電ドックケースも付属する。

    ブラシヘッドは、歯の表面と歯ぐきの境目をそれぞれケアできる「デュアルブリスルブラシヘッド」を採用。内側にはやや硬めのブラシ毛、外側には柔らかいブラシ毛を配置した。内側のブラシ毛で歯の表面の着色汚れを、外側のブラシ毛で歯ぐきの境目をケアする。

    ブラシヘッドには防振ダンパーを搭載し、使用時の静音性と快適性にも配慮した。また、ターゲットレンズによってカメラの視野を広げ、歯間の位置を予測しながら検知できるようにしている。

    各ブラシヘッドにはRFIDタグも搭載する。本体への装着状態を認識するほか、使用回数を記録し、交換時期になるとユーザーへ知らせる。交換後は使用回数の記録がリセットされる。

    標準のレギュラータイプに加え、敏感な歯や歯ぐき向けのソフトタイプも用意する。ソフトタイプは2026年10月の発売を予定している。

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    ブラシ毛を動かし続ける独自技術、アプリで口腔内をライブ確認

    ブラッシングには、ダイソン独自の「可変式の音波振動技術」を採用する。ブラシヘッドは1秒間に約1,000回動作し、ブラッシング中に振動角度を変化させることで、歯の表面にブラシ毛が当たって動きが止まる現象を抑える。

    ダイソンは開発時に市場を代表する音波式歯ブラシをスローモーションで分析し、歯の表面にブラシ毛が当たることで、一部のブラシ毛が失速して動かなくなる場合があることを確認したという。

    外部機関によるラボ試験では、口腔内の届きにくい箇所において、可変式の音波振動技術を採用したDyson CameraJetが、他社の主要高価格帯電動歯ブラシと比較して最大69%多くの歯垢を除去したとしている*8。

    ブラッシングモードは「センシティブモード」「デイリークリーンモード」「ディープクリーンモード」の3種類。オートジェットモードのオン/オフに加え、手動でジェット洗浄を行うこともできる。

    本体は2.4GHz帯のWi-FiとBluetoothに対応し、「MyDyson」アプリと連携できる。

    本体のカメラを使えば、アプリから口腔内のライブ映像を確認できる。内視鏡にも使われるカメラ技術を採用し、歯科医が見るような視点で口腔内を確認できるとしている。カメラが作動するのはライブ映像またはオートジェットモードを使用しているときだけで、映像は本体やクラウドには保存されない。

    アプリでは、ブラッシングや歯間ケアのヒント、クリーニングガイド、使い方を紹介する動画なども確認できる。磨き残しの確認やパーソナライズされたフィードバックにも対応し、ケアできている箇所と不足している箇所を把握できるという。オート検知モードと手動ジェットモードを切り替えられるほか、ブラッシングの強さも調整できる。

    Dyson CameraJetの本体サイズは273×44×44mm、重量はブラシ1本を含めて230g。カラーはセラミックピンクとセラミックウルトラブルーの2色を用意する。

    バッテリー駆動時間は最大10日間。目安として、1日1回、ブラシ+オートジェットモードを3分、ブラシモードを2分使用した場合の数値となる。充電時間は約8時間。

    同梱品は、レギュラータイプのブラシヘッド2本、給水機能付き充電ドック、充電ドックケース、防水設計のマグネット式USB-C充電ケーブル。

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    (画像:Dyson)

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