
NECパーソナルコンピュータ(以下、NECPC)は2月3日、Androidタブレット「LAVIE Tab」シリーズの2026年春モデルを発表した。ラインアップは、フラッグシップモデルの「LAVIE Tab EX」と、キーボードおよびペンを標準で同梱するオールインワンモデル「LAVIE Tab T12N」の2シリーズだ。
店頭想定価格は、LAVIE Tab EXが9万円前後、LAVIE Tab T12Nが6万6千円前後。発売はどちらも2月12日に開始予定だ。
タブレットを「第3のデバイス」と位置づけるNECPCの狙い

今回の発表では、スマートフォン、パソコンに続く「第3のデバイス」としてタブレットを位置づける「3デバイス構想」が強調された。用途ごとに役割を分担させることで、日常のデジタル体験全体を底上げする考え方だ。
背景の一つとして、若年層のデバイス利用の変化がある。GIGAスクール構想を通じてタブレットに親しんだ世代が大学生となり、講義中のノート取りや資料確認にタブレットを併用するケースが増えている。紙のノートやPCに代わる存在として、タブレットが自然に選択肢に入る環境が整ってきた。
一方で、モバイルPCとの距離感も変わりつつある。若者や女性を中心に、13〜14インチクラスのモバイルPCでも「重い」「バッグが大きくなる」と感じられ、持ち歩きを避ける傾向があるという。より軽量で、取り出しやすく、カフェなどでも使いやすいデバイスとして、タブレットへの需要が拡大している。
こうした流れを受け、NECPCは性格の異なる2つのタブレットを用意した。高性能を重視したフラッグシップと、購入後すぐに使えるオールインワンモデルという構成で、利用シーンの違いに応える狙いだ。
Snapdragon 8 Gen3と次世代バッテリーを採用した「LAVIE Tab EX」

「LAVIE Tab EX(TX117/LAS)」は、SoCにQualcomm Snapdragon 8 Gen3を採用するシリーズ最上位モデルだ。メモリは12GB(LPDDR5x)、ストレージは256GB(UFS 4.0)。NECPCによれば、先行モデルと比べてAntutuスコアは約5.4倍に向上しており、高負荷なアプリや生成AI関連の処理を想定した仕様となっている。
ディスプレイは11.1型で、解像度は3200×2000ドットの3.2K液晶。最大144Hzの高リフレッシュレートに対応し、最大輝度は800ニト。画素密度は約340ppiで、TÜV RheinlandのFull Care Display認証も取得した。

バッテリーには、負極にシリコンとカーボンを組み合わせたシリコンカーボンバッテリーを採用する。Web閲覧で約12時間の駆動時間を確保しつつ、筐体は厚さ約6.2mm、重量約460gに抑えた。防塵防滴性能はIP53、通信規格はWi-Fi 7に対応する。
付属のデジタルペンはマグネット充電式で、8192段階の筆圧検知に対応。振動と筆記音によるフィードバック機能を備える。USB Type-C端子はDisplayPortおよびHDMI出力に対応し、外部ディスプレイへの映像出力も可能だ。本体、ペン、別売のキーボードを組み合わせた構成時の重量は約858gとなる。

キーボードとペンを標準で備える12.1型モデル「LAVIE Tab T12N」

「LAVIE Tab T12N(T1275/LAS)」は、12.1型の2.5K(2560×1600ドット)液晶を搭載する大画面モデルだ。スタンド付きキーボードカバーとデジタルペンを標準で同梱し、購入後すぐにPCに近い操作が行える。
SoCにはMediaTek Dimensity 6400を採用し、メモリは12GB、ストレージは256GB。表示領域はB5ノート相当で、11型クラスよりも作業スペースに余裕がある。画面分割での作業や文書作成にも対応しやすいサイズだ。
キーボードにはAndroid向けのショートカットキーを備え、Geminiの起動や画面分割操作に対応するほか、任意のアプリやWebサイトを割り当てられる「APP1」「APP2」キーも用意する。ノートアプリ「Nebo」を標準搭載し、手書き文字のテキスト化などの機能を追加費用なしで利用できる。

オーディオはDolby Atmosに対応し、LDACやハイレゾオーディオワイヤレスにも対応する。本体、ペン、キーボードを含めたセット全体の重量は約929g。
なお、両モデル共通でPC連携機能「つながる! LAVIE」を搭載する。PCのセカンドディスプレイとしての利用や、ファイル・URLの共有が可能だ。


