Google「LA 2028夏季オリンピック」ファウンディング・パートナー契約。Team USAとNBCUniversalと連携し、ファン体験を刷新へ

Googleが、2028年ロサンゼルスオリンピック・パラリンピック(LA28)のFounding Partner(創設パートナー)として公式に参加する。Team USAおよびNBC Universalと連携し、AIやクラウド技術を活用し、史上最もデジタルでインタラクティブな五輪を目指す構えだ。

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Google CloudとGeminiが大会運営と放送体験を支える

同提携により、GoogleはCisco、Deloitte、T-Mobileと並ぶ主要テクノロジーパートナーの一員となる。また、同社のクラウドコンピューティングサービス「Google Cloud」は、LA28の公式クラウドプロバイダーとなることが決定している。

大会の運営チームや約7万人のボランティアを支える業務システムには、Google WorkspaceやAIアシスタント「Gemini Enterprise」などのツールが活用される予定だ。また、Team USAの選手強化にもGoogleのAIが導入され、トレーニングやパフォーマンスデータの解析を支援。膨大なデータからリアルタイムでインサイトを抽出し、チーム戦略に活かされるという。

視聴体験の面でも、GoogleのAI技術がNBCUniversalの放送に統合される。Google Searchの新機能「AIモード」や生成AI「Gemini」により、競技中に関連情報を瞬時に検索したり、気になる選手の背景や記録を調べたりと、より “パーソナライズされた観戦体験” が可能になる。

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“テクノロジー主導”の五輪へ

LA28組織委員会のCasey Wasserman会長は次のようにコメントしている。

「このパートナーシップは、2028年に世界を迎える際に、技術的に進化した、デジタルでアクセスしやすい大会を実現するという我々のビジョンを象徴している」

大会運営ではAIを活用し、来場者の移動支援やリアルタイム情報の配信、会場内ナビゲーションなどをスムーズに行う計画だ。

一方、NBCUniversalはYouTubeとの連携も強化。五輪期間中には短尺コンテンツをYouTube上で展開し、テレビ放送を補完する新たなメディア体験を提供するという。

ロサンゼルスは1932年と1984年に続き、3度目の五輪開催都市となる。LA28は新規の恒久施設を建設しない「持続可能な五輪」を掲げており、GoogleのAIやクラウドを活用することで、効率的な大会運営と、観客一人ひとりに寄り添う次世代の観戦体験を両立させる狙いだ。

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(画像:Google)

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