
日本時間9月16日、Appleは正式版 「visionOS 26」 の配信を一般ユーザー向けに開始した。
正式版 「visionOS 26」 一般ユーザー向けに配信開始
「visionOS 26」 では、アプリやウィジェットが現実空間にシームレスに融合し、外観や位置を自由にカスタマイズできる。写真は立体感を持ち、まるでその中に入り込んで見渡すような体験を実現する。新しいPersonaを使えば、同じ空間にいる人とApple Vision Proの体験を共有することも可能だ。
Safariは空間ブラウズや3Dモデル表示に対応し、ウェブ体験に新しい可能性をもたらす。さらに、Logicool Museによる3D空間での精密な描画やデザイン、PlayStation VR2 Senseコントローラーを活用した6DoFのゲーム体験など、空間アクセサリが操作の幅を広げる。
また、空間コンテンツでは美しい瞬間や思い出を立体的に再現でき、地球には存在しない環境も体験できる。制作、共同作業、エンターテインメントのいずれにおいても、visionOS 26は没入感と表現力を大きく進化させている。
ウィジェットとパーシステンス
• ウィジェットは空間にシームレスに統合され、フレームの厚み、カラー、奥行きをカスタマイズできます
• パーシステンスにより、Apple Vision Proを再起動しても、ウィジェットとウインドウ表示アプリは配置した場所にそのまま残ります
• 新しいウィジェットアプリで、Apple Vision Proで使用可能なウィジェットを簡単に見つけてアクセスすることができます
• WidgetKitを使用することで、デベロッパはアプリに奥行きや立体感のあるウィジェットを作成できます
空間シーン
• 空間シーンでは、“写真”、Safari、“空間ギャラリー”で2次元の写真を実物そっくりの奥行きで表示できます
• Spatial Scene APIを使用することで、デベロッパはアプリに空間シーンを組み込み、よりイマーシブな体験を提供できます
Safari
• 空間ブラウズでは、気をそらすものが非表示になり、スクロールすると同時に空間シーンが表示され、対応しているWebページの記事が自動的に要約されます
• 3DモデルをWebページに直接埋め込むことができるため、インラインで表示および操作できます
• Apple Immersive Videoと広視野角ビデオをWebページから直接再生できます
まったく新しいPersona
• まったく新しいPersonaでは、髪、まつ毛、肌の色、動きが改良され、一段と自然で親しみやすくなりました
• Personaの収録プロセスがアップデートされ、新しいメガネのスタイルと素材が追加されました。空間Personaは保存前にプレビューすることもできます
体験の共有
• 最新の映画を一緒に観たり、デジタルホワイトボードで同僚と共同作業したりするなど、同じ部屋にいる人とApple Vision Proの体験を共有することができます
Apple Intelligence
• 画像生成
• ChatGPTでは、油絵やアニメなど、さらに多彩なスタイルを探すことができます。また、“任意のスタイル”をタップして、Image Playgroundで希望する画像やスタイルを説明することもできます
• Image Playgroundで人物の画像の表情を選択して、幸せそうな表情にしたり、ショックを受けた表情にしたりできます
• Image Playgroundやジェン文字では、写真ライブラリの人物をモチーフにして髪型やひげなどの個人的な特徴を変更できます
• Image Playgroundアプリの対応言語が、英語(オーストラリア、カナダ、インド、シンガポール、イギリス、アメリカ合衆国)、フランス語(カナダ、フランス)、ドイツ語、イタリア語、日本語、スペイン語(メキシコ、スペイン)に拡張されます
• Apple Intelligenceの対応言語が、英語(オーストラリア、カナダ、インド、シンガポール、イギリス、アメリカ合衆国)、フランス語(カナダ、フランス)、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、スペイン語(メキシコ、スペイン)に拡張され、作文ツール、優先度の高い通知、メールの優先メッセージ、スマートリプライ、メールの要約、通知の要約、ジェン文字、画像マジックワンド、メモリームービー、写真とビデオの自然言語検索などで使用できます
広視野角ビデオ対応
• Insta360、GoPro、Canonなどのアクションカメラからの広視野角(180°と360°)ビデオは、新しいApple Projected Media Profileを使用してApple Vision Proでネイティブ再生できます
エンタープライズ
• チームでのデバイス共有では、所属組織のチームメンバー間で簡単かつ安全にデバイスを共有できます
• 手と目のデータ、メガネ/コンタクトの処方箋、およびアクセシビリティ設定をiPhoneに安全に保存できるので、別のApple Vision Proでもすぐに使い始めることができます
• 保護コンテンツ、ステレオスコピックメインカメラ、ウインドウフォローモードなどの新しいエンタープライズAPIにより、センサーへのアクセスが強化され、より細かい制御が可能になるため、企業はよりパワフルな空間体験を作成できます
アクセシビリティ
• VoiceOverのライブ認識では、デバイス上の機械学習を使用して、周囲の状況を説明したり、物を見つけたり、書類を読み上げたりすることができます
• 周囲を拡大すると、物理的な本や部屋にいる人など、ビューに表示されているものが拡大されて見やすくなります
• 滞留とスイッチコントロールを使用してタイプ入力すると、より簡単かつ正確にQuickPathを使用できます。QuickPathを使用すると、キーボードに沿って軌跡を描画することにより、入力中の単語が予測されます
• ライブキャプションでは、より多くの言語で会話のリアルタイムの文字起こしが表示されるため、それを見ながら会話、FaceTime通話、音声ナレーション付きのコンテンツを追うことができます
• 点字アクセスを使用すると、接続した点字ディスプレイでメモの作成、書類の閲覧、ライブキャプションの利用、アプリの起動など、さまざまなタスクを簡単に実行できます
• アクセシビリティリーダーでは、フォント、カラー、間隔の豊富なオプションに加え、読み上げコンテンツへの対応により、テキストをカスタマイズする新しい方法が提供されます。これにより、あらゆるアプリのテキストが読みやすくなります
• App Storeの製品ページにあるアクセシビリティラベルで、VoiceOver、音声コントロール、キャプションなどのアクセシビリティ機能がアプリやゲームで利用できるかどうかをダウンロード前に確認できます
その他
• フリーボードでは、ボード上のポータル内に3Dオブジェクトを表示できるようになり、よりシームレスな閲覧体験が実現されます
• メッセージ
• 不明な差出人をスクリーニングすることで、誰から連絡を受け取るかを自分でコントロールでき、スクリーニングされたメッセージはチャットリストの新しい領域に移動するため、邪魔になりません
• チャットに背景を追加してパーソナライズできます。内蔵されている背景のオプションから選ぶことも、自分の写真やImage Playgroundで作成した画像を使用することもできます
• 投票を使って、今度予定されている夕食会に全員が参加できる日を調整したり、グループで贈るプレゼントを決めたりできます
• グループ内の入力インジケータにより、このあと誰が発言しようとしているのかが正確にわかります
• ホームビューでフォルダの作成/名称設定や、フォルダを使用したアプリのグループ化ができるようになりました
• コントロールセンターが再設計され、ゲストユーザ、トラベルモードなどの重要なコントロールにアクセスしやすくなりました
• 新しい“ジュピター”環境では、木星の衛星の1つから木星を眺めたり、木星の回転速度を上げて、巨大な嵐が渦巻く壮大な景色を観察したりできます
• “注視してスクロール”を使用すると、目を使うだけでSafariなどのアプリを横方向または縦方向にスクロールできます
• モバイル通信の通話をiPhoneからApple Vision Proに引き継ぐことができます
• ライブ通話やFaceTimeオーディオ通話を録音して、重要な詳しい内容を再確認することができます。録音を開始すると、通話が録音されていることがVision Proで自動的にアナウンスされるので、誰も不意を突かれることがありません
• イマーシブ体験の最中でも、Apple Vision Proを装着したままiPhoneをロック解除して表示することができます
• 90Hzのハンドトラッキングにより、空間ゲームの動きがより滑らかになり、反応も速くなります
• PlayStation VR2 SenseコントローラとLogitech Museの空間アクセサリへの対応により、これまでにない新しい創造、共同作業、プレイが可能になります
• 環境内にいてもゲームコントローラは表示されたままなので、プレイ中にイマーシブ状態を保ちやすくなります
• デジタルプリズム補正機能により、プリズム処方箋に応じてApple Vision Proでデジタル画像調整が行われます
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下をご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/100100
一部の機能は、地域によっては使用できない場合があります。詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください:
https://www.apple.com/jp/os/visionos/
今回のアップデートのように、ソフトウェアアップデートでは、新機能やさまざまな改善が追加される一方で、パフォーマンスやバッテリー駆動時間に影響する場合があります。詳しくは以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/125039
▶︎ Apple公式サイトで 「Apple Vision Pro」 を購入する
(画像:Apple)