
アマゾンジャパンは6月26日、日本のAmazon Music Unlimitedの会員向けに、同サービスのアプリでAudibleのオーディオブックが視聴できるようになったと発表した。また、Audibleのオーディオブックも毎月1本無料で提供する。
この新サービスは、すでにアメリカ、イギリス、カナダ、フランス、オーストラリア、ニュージーランドで展開済みで、今回ついに日本市場にも投入された形。音楽とポッドキャスト、オーディオブックをひとつのアプリで楽しめる「統合オーディオ体験」が日本国内でもスタートする。
毎月1冊、好きなAudible作品が聴き放題に

Audibleは、Amazon傘下のAudibleが提供するオーディオブックサービス。プロのナレーターによる本の朗読を録音したもので、目で読むのではなく耳で本を聴く、いわゆる 「聴く読書」 を楽しめる。
通常、Audibleでオーディオブックを楽しむには作品を個別で購入する、あるいはAudibleの会員になる必要があるが、Amazon Music Unlimitedの個人プラン/ファミリープランのユーザーであれば、Audibleの約90万タイトルのオーディオブックカタログの中から、毎月1冊、好きな作品を選んで聴くことができるように。
Audibleで提供されている「スタンダードプラン」が、Amazon Music Unlimitedの特典として組み込まれたと捉えることもできるかもしれない。選んだタイトルは、会員資格がある限り何度でもストリーミング再生が可能だ。翌月以降も、過去に選んだオーディオブックは引き続き聴くことができる。
Amazon Musicの統括責任者であるライアン・レディントン氏は「日本におけるオーディオエンターテインメントの新時代が始まる」とコメント。音楽とポッドキャスト、さらにオーディオブックまでを一つのサブスクリプションで提供することで、ユーザーに「これまでにない価値と利便性」を届ける狙いだと語っている。
一方、Audible CEOのボブ・キャリガン氏も「このコラボレーションは、オーディオ体験のあり方を根本から変える大胆な一歩」と強調。日本市場でのAudibleは2025年でサービス開始から10周年を迎え、近年は特に急成長中。これまではAudible単体のサブスクが前提だったが、今回のAmazon Music Unlimitedへの統合で、より多くのリスナーへの接点拡大を狙う。
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(画像:アマゾンジャパン)