Adobe、Firefly ボードのパブリックベータ版を提供開始。AIファーストなムードボードアプリ

Adobeは、ロンドンで開催されるクリエイティビティカンファレンス 「Adobe MAX London 2025」 にあわせて、AIムードボードアプリ 「Firefly ボード」 のパブリックベータ版の提供を開始したと発表した。

スポンサーリンク

「Firefly ボード」 のパブリックベータ版が提供開始

「Firefly ボード」 は、昨年10月に 「Adobe Project Concept」 として発表されたAIムードボード製品。各ユーザーがそれぞれ持っているアセットを持ち寄ってボード上にアイデアを追加していき、Adobe Fireflyの機能も活用しながら、最終的にコンセプトを作り上げることができるというものだ。

今回のAdobe MAX London 2025のタイミングで名称が 「Firefly ボード」 に決定したほか、Firefly web版でパブリックベータ版の提供が開始されたことで、より多くのユーザーが利用できるようになったかたちだ。

Firefly ボードは、Firefly web版から利用が可能。画面下部ではテキストプロンプトが常に入力できるようになっていて、Adobe Fireflyによる生成機能をふんだんに使いながら複数人でコンセプトを固めていくことができる。

生成機能では、Firefly Image 3、Firefly Image Model 4、Firefly Image Model 4 Ultraを利用して画像を生成できるほか、FluxやGoogle Imagen 3などのAdobe以外のAIも使うことができる。自分が生成した画像は、テキストプロンプト入力部分の上部や、右側に表示されている 「生成の履歴」 から遡って確認することが可能だ。

他の人が作った画像と自分が作った画像を組み合わせて新しい画像を作りたいときには、Shiftキーを押しながら画像を選択して 「編集」 をクリックすることで、テキストプロンプト部分に自動でプロンプトが挿入される。このプロンプトは自分で書き換えることもでき、生成エンジンも自由に選択することができる。

生成した画像はボード上にいくつも並べて確認できるほか、良いものができたらダウンロードしてPhotoshopで編集するということも可能だ。

Firefly ボードは、コンセプトを固めたり、アイデア出しに使うのはもちろんながら、複数人で共有できるという用途を活かして、ワークショップを開くという使い方もできる。パブリックベータ版の提供が開始されたことで、色々な使い方を試してみていただきたい。

(画像提供:Adobe)

Adobe
FOLLOW US
タイトルとURLをコピーしました