Xbox、所持ゲームのクラウドストリーミングを本格解禁。Series X|S・Oneで直接プレイ可

マイクロソフトは、Xbox Series X|SおよびXbox Oneを対象に、所持するゲームをクラウド経由でプレイできる新機能を正式に導入した。

この機能はGame Pass Ultimate会員のみに提供され、対応するゲームタイトルは100本以上。大容量のゲームデータをダウンロードせず、即座にプレイを開始できるという利便性が大きな魅力だ。

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Xboxコンソールで所有タイトルをストリーミングでプレイ可能に

新たに実装された機能の最大の利点は、「インストール不要で今すぐプレイできる」点にある。従来のように数十GBに及ぶファイルをローカルストレージに保存する必要がなく、時間も容量も節約できる。

対応タイトルには、『Assassin’s Creed Shadows』『Animal Well』『Baldur’s Gate 3』『Hogwarts Legacy』などの話題作が含まれる。

自分のライブラリを確認すれば、クラウド対応タイトルには雲のアイコンが表示される。検索時にフィルターをかけて対応タイトルのみを表示することも可能。さらに、Xboxのストアアプリでも同様のアイコンが表示されており、購入後すぐにクラウドプレイに移行できる仕組みだ。

クラウドプレイ自体はこれまで、スマートTV(Samsung製など)やAmazon Fire TV、Meta Quest VRヘッドセット、PC・タブレット・スマートフォンのブラウザなど、Xbox本体以外のデバイスで提供されてきた。そして、ついにXboxコンソール自体でも利用可能となったことで、利用シーンは大きく広がる。なお、本機能は2024年12月から一部ユーザー向けにベータ提供されていた。

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初代Xbox/Xbox 360の後方互換タイトルも対応

さらに、今回の発表では初代XboxおよびXbox 360の後方互換タイトルも、クラウド経由のリモートプレイに対応したことが明らかになった。プレイ可能なタイトルの総数は大きく増加し、クラシック作品を再び気軽に楽しめる環境が整いつつある。

一方で注意点もある。モバイル向けの公式Xboxアプリからはリモートプレイ機能が削除されており、現在はブラウザを通じて利用する形式となっている。

Game Pass Ultimateというサブスクリプションモデルの枠内で、クラウドストリーミングの利便性を活かす今回のアップデートは、ユーザー体験をより一層高めるものとなるだろう。とくにインストールやアップデートの手間から解放されたい層にとっては、歓迎すべき機能だ。クラウドプレイの対象タイトルが今後さらに増えることで、Xboxはより柔軟でアクセス性の高いゲームプラットフォームへと進化していくはずだ。

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(画像:Microsoft)

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