「Galaxy S25/S25 Ultra」 ドコモ・au・ソフトバンクから発売。1月31日から予約開始

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は、1月23日未明に発表となったサムスン電子の新型フラッグシップスマートフォン 「Galaxy S25」 「Galaxy S25 Ultra」 を取り扱うと発表した。ちなみに、ソフトバンクからGalaxy製品が発売するのは実に10年ぶりとなる。

発売時期は、ドコモが2025年2月中旬以降、auとソフトバンクは2025年2月14日を予定。予約受付はいずれも1月31日から開始する。

各キャリアによってストレージやカラーのラインナップが異なっているほか、オンライン限定の容量・カラーもあるため、購入時には自分の希望するモデルがあるか確認を。

Galaxy S25Galaxy S25 Ultra
ドコモ・アイシーブルー (256GB)
・シルバー シャドウ (256GB)

オンライン限定
・シルバー シャドウ (512GB)
・チタニウム シルバーブルー (256GB)
・チタニウム ブラック (256GB)

オンライン限定
・チタニウム ブラック (512GB/1TB)
au・アイシーブルー (256GB)
・シルバー シャドウ (256GB)

オンライン限定
・シルバー シャドウ (512GB)
・チタニウム シルバーブルー (256GB)
・チタニウム ブラック (256GB)

オンライン限定
・チタニウム ブラック (512GB/1TB)
ソフトバンク・アイシーブルー (256GB)
・シルバー シャドウ (256GB)
・ネイビー (256GB)
・ミント (256GB)
・チタニウム シルバーブルー (256GB)
・チタニウム ブラック (256GB/512GB)
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Galaxy S25とは

「Galaxy S25」 シリーズは、Samsungのフラッグシップスマートフォン 「Galaxy S」 シリーズの最新モデル。いずれのモデルも昨年1月にグローバル向けに発売した 「Galaxy S24」 シリーズの後継モデルとして展開される。

このうち 「Galaxy S25」 は、S25シリーズの中でもっとも小さな画面を持つモデル。具体的な画面サイズは6.2インチで、画面には引き続きDynamic AMOLED 2Xを採用した。画面解像度は2,340 x 1,080 (Full HD) 、リフレッシュレートは最大120Hzに対応。最大輝度は最大2,600ニト。

搭載するSoCは最新の 「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」 。先代モデルに比べて、NPU性能は40%、CPU性能は37%、GPU性能は30%アップしている。

また、Vulkanエンジンを最適化したことで、よりスムーズにモバイルゲームを楽しめるようになったほか、レイトレーシング性能が40%向上。さらにベイパーチャンバーが40%大型化し、放熱構造が改善されて熱効率が20%向上したことで、重めのゲームや高負荷な作業も快適にこなせるようになった。

メモリ容量は12GB。ストレージ容量は256GBと512GBだが、512GBモデルはドコモとauのオンライン限定となっている。

アウトカメラはS25とS25+が広角+超広角+望遠のトリプルカメラ構成。画素数は広角カメラが5,000万画素、超広角カメラが1,200万画素、望遠カメラが1,000万画素で、望遠カメラは高額3倍ズームに対応する。

カメラ機能のひとつでもある 「ナイトグラフィビデオ」 に関しては、ノイズが生じたり、被写体が動くと周囲がぼやけるといったケースが一部あったが、S25シリーズではプロビジュアルエンジンを強化したことで、これらの問題を解消し、撮影クオリティが大幅に向上した。

(画像提供:サムスン電子)

撮影後の写真や動画をAIの力で編集する機能も進化しており、消しゴム機能は写真だけでなく、動画の音声から不要な音を消す 「オーディオ消しゴム」 が利用できる。AIアイコンをタップするだけでAIが自動で音声を分析し、人の声と風の音、ノイズの3種類を検知し、画面下のつまみで自由に音量を調整できる。

写真の消しゴム機能は、不要なものを1個1個タップせずとも、1回タップするだけでどこが不要なのかをAIが自動で認識し、削除してくれる。削除のクオリティも上がっており、より自然な仕上がりに仕上げてくれる。

今回のS25シリーズは、GalaxyのAI体験をさらに使いやすくするAIプラットフォーム 「One UI 7」 を搭載したことで、次世代のGalaxy AIによって進化したAI機能を使えるようになった。

まずは言葉や現在表示している画面を理解し、人のように提案をしてくれる 「AIエージェント」 。会話型AIが進化した次のステップであり、AIに質問をして答えてもらうという従来の使い方から一歩進み、自律的に実際の行動を提案してくれる。

このうちのひとつの機能が 「AIセレクト」 。ユーザーがスマートフォン上で今どんな行動をしているのかを認識し、そのタイミングにぴったりなアクションをオススメするというもので、YouTubeでゴルファーの動画を見ているときに、エッジパネルからAIアイコンをタップするだけで、スイングをGIFファイルとして保存することをオススメしてくれる、といった使い方が可能だ。

「囲って検索」 では、ホームボタンを長押ししたあとに音符のマークをタップすることで、動画のBGMやカフェの店内で流れている曲などを検索することもできるようになった。

自然言語での検索機能も進化。写真アプリで 「イタリア旅行の写真を探して」 と検索したり、設定アプリで 「テキストをもっと見やすくしたい」 とお願いすると、その項目が瞬時に表示され、欲しい情報を長々と探す時間を短縮できる。

(画像提供:サムスン電子)

そして、注目の機能がGeminiを使ってアプリ間でシームレスに連携できるAI機能。これまでは特定のアプリでのみAI機能を使うことができ、アプリ間の連携をすることはできなかったが、Galaxyは業界で初めてAIとアプリを結ぶプラットフォームを作成したことで、複数のアプリを行き来するような複雑なタスクであっても、1回の指示で内容を理解して実行してくれる。

サイドボタンを長押しして、「今シーズンのアーセナルの試合スケジュールをカレンダーに追加して」 のようにお願いすれば、一発でカレンダーアプリに指定した試合スケジュールを追加してもらうことができる。

ユーザーの好みや行動パターンを学習し、パーソナライズされた情報を提供するオンデバイスのAI機能 「Now Brief」 も新たに登場した。

同機能は必要なタイミングで配信されるインテリジェントな要約機能で、たとえば朝に 「Now Brief」 を見ると、エナジースコアや睡眠データ、これからの天気予報、その日のスケジュール、友達の誕生日などの情報を一目で確認できる。夜寝る前に見ると、今日がどんな日だったかを撮影した写真や訪れた場所などから振り返ることができたり、翌日の天気やスケジュールなどが確認できる。

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Galaxy S25 Ultraとは

「Galaxy S25 Ultra」 は、S25シリーズの中では最上位モデルに当たる製品。注目のAI機能や、搭載SoCなどの仕様はほとんど共通だが、シリーズの中で唯一スタイラスペン 「Sペン」 を使うことができ、S25とは画面サイズやカメラ性能が異なっている。

Sペンは本体底面に収納されており、カチッと押し込むことで取り出して使う。手書き入力やイラストを描くときに便利に使うことが可能だ。

本体には先代のS24 Ultraで採用したチタンフレームをさらに改良したことで耐久性が向上したほか、画面には最新のGorilla Armor 2を採用したことで、反射率を低減して画面を見やすくしながら、Galaxy史上もっともタフなデバイスに仕上がっている。

画面サイズは6.9インチ。S25と比較すると画面の大きさはかなり違う。画面のベゼルは先代モデルよりも狭くなっており、コンテンツへの没入感が向上している。画面解像度は3,120 x 1,440 (QWHD+)。

メモリ容量は12GB。ストレージ容量はキャリアでは256GBと512GBの2モデルを取り扱う。

カメラは広角+超広角+望遠 (光学5倍) +望遠 (光学3倍) のクアッドカメラ構成。2億画素の広角カメラによる高クオリティな撮影はもちろん、超広角カメラの画素数が1,200万画素 → 5,000万画素になり、超広角カメラでの8K動画撮影に対応したほか、マクロ撮影も先代モデルに比べてディティールが4倍強化されている。

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