ASUSは、米ラスベガスで開催されているテクノロジー見本市 「CES 2024」 にあわせて、同社ゲーミングブランド 「ROG (Republic of Gamers)」 から、ゲーミングスマホ 「ROG Phone 8」 「ROG Phone 8 Pro」 を発表した。
「ROG Phone 8」 は、12GB+256GB/16GB+256GB (メモリ容量+ストレージ容量) 構成を用意し、16GB+256GBは1099.99ドルで販売する。
「ROG Phone 8 Pro」 は、16GB+512GB/24GB+1TBの2構成を用意し、16GB+512GBモデルの価格は1199.99ドル。
「ROG Phone 8 Edition」 は24GB+1TBの構成で1499.99ドルで販売する。いずれも日本での展開は未定。
「ROG Phone 8」 シリーズが海外発表
「ROG Phone 8」 シリーズは、ゲーマーやストリーマー、クリエイターなどすべてのパワーユーザーに向けて、スリム・軽量で使いやすいプレミアムなスマートフォンを提供することを目指した製品。最新SoCの 「Snapdragon 8 Gen 3」 と、8533MbpsのLPDDR5Xメモリを搭載するなど、ゲーマー向け製品らしく高いパフォーマンスを発揮できるように設計されたゲーミングスマートフォンだ。
本体サイズは、3機種ともに163.8 x 76.8 x 8.9mm。重量は225gで、先代モデルからわずかに小型化・軽量化を果たしている。また、上部のベゼル部分を狭くした代わりに、ディスプレイにパンチホール式でインカメラが搭載される点も大きく変わったポイントと言える。側面の感圧式ボタン 「AirTrigger」 は引き続き搭載。
ディスプレイは6.78インチのフレキシブル有機EL。解像度は1080×2400、アスペクト比は9:20。リフレッシュレートは1〜165Hzの可変式で、閲覧するコンテンツに応じて最適なリフレッシュレートに変更されるように設計されている。タッチサンプリングレートは720Hz。画面輝度は最大2500ニトと明るく、日光の下など明るい環境でも画面の表示を視認することが可能だ。
さらに、「ROG Phone 8 Pro」 および 「ROG Phone 8 Pro Edition」 には、セカンダリのディスプレイとして、合計341個のミニLEDが搭載され、アニメーションを表示することが可能だ。
内蔵するプロセッサは、Qualcommの最新SoCである 「Snapdragon 8 Gen 3」 で、CPU・GPU性能を強化。
さらに、発熱を抑えるため従来の冷却機能に小さなヒートシンクを新たに加えた 「Rapid-Cooling Conductor」 および、外付けの冷却システム 「Aero Active Cooler X」 (別売、99ドル) を使用することで、より高いパフォーマンスを発揮することが可能だ。
ストレージはUFS 4.0をサポートし、高速な読み書き速度を実現。通信は5Gのほか、Wi-Fi 7とBluetooth v5.3をサポートする。バッテリー容量は5,500mAhで、有線で最大65W、ワイヤレスで最大15Wの充電に対応する。
背面カメラはメイン・超広角・望遠のトリプルカメラ構成。メインカメラはソニー製のイメージセンサーを採用した24mmのレンズを搭載しており、画素数は50MP。2倍ズームモードを利用すると50mmの単焦点レンズとして利用できる。
メインカメラは6軸のハイブリッドジンバルスタビライザー3.0により、移動しながらの撮影などでも手ぶれを抑え、くっきりとした写真やビデオを撮影可能だ。
超広角カメラはフリーフォームレンズと先進的なアルゴリズムを備えており、レンズの歪みを抑えた自然な写真が撮影できる。画素数は13MP。
そして、ユーザーからの要望を受けて新たに望遠カメラが搭載。画素数は32MPで、3倍ズームに対応する。夜間など光が少ない環境での撮影時には、Night Photographyモードを使用することでクリアでシャープな写真やビデオが撮影可能だ。
インカメラは32MPの超広角仕様になっていて、視野角 (FoV) が73°から90°に拡大したことで、よりグループセルフィーが撮影しやすくなった。
防水・防塵性能はIP68相当に準拠。先代モデルがIP54であったことから、防水・防塵性能は大きく高まったと言えるだろう。生体認証は、画面内指紋認証を採用する。
カラーラインナップは、「ROG Phone 8」 がRebel Grey/Phantom Blackの2色展開。「ROG Phone 8 Pro」 および 「ROG Phone 8 Edition」 が Phantom Blackの1色展開。
(画像:ASUS)