アート集団チームラボは、「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 を2024年2月9日(金)にオープンする。
「チームラボボーダレス」 東京・麻布台ヒルズに2024年2月9日にオープン決定
「チームラボボーダレス」 はチームラボが手がける 「地図のないミュージアム」 。東京・お台場から移転するかたちで麻布台ヒルズにオープンし、新たな作品や日本未公開作品も多数加わる予定だ。その新たな作品の一部が、10月26日に発表されている。
ミュージアム内の “境界のないアート群” は、部屋から出て他の部屋へと移動し、他の作品とコミュニケーションし、影響を受け、作品同士が混ざり合う。そのような作品群によって、境界なく連続する1つの世界を表現する。訪れた人々は、境界のないアートに身体ごと没入することで、「境界のない1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見する」 ことができる。
すでに一部作品群が発表されているほか、11月には報道関係者向けに、制作中の作品群をいち早く体験できるプレスツアーが実施された。
体験することができた作品は、《Bubble Universe》と《Megalith Crystal Formation》のふたつ。どちらも世界で初めて公開された作品だ。
《Bubble Universe》は、チームラボの新たなアートプロジェクト 「認知上の存在」 をテーマにした、インタラクティブな作品。
展示空間には無数の球体が配置されており、それぞれの球体が周囲の球体に呼応するように色や明滅の仕方を変えていく。周囲は360度鏡張りになっているため、それぞれの球体が発する光がずっと遠くまで続いているような不思議な感覚を味わうことができる。
《Megalith Crystal Formation》は、四角いブロックのようなものが壁から飛び出るように配置された真っ暗な空間の中に、複数の作品が部屋から部屋へと移動しながら入り込んでくる作品。
今回は《花と人 – Megalith Crystal Formation (work in progress) 》と《Black Waves – Megalith Crystal Formation (work in progress) 》が混じり合う様子を見ることができた。
《花と人 – Megalith Crystal Formation (work in progress) 》では、コンピュータープログラムによりリアルタイムで描き出される赤色の花々が、次々と生まれては散っていく。花は来場者の振る舞いにインタラクティブに反応しながら変容するため、同じ絵は二度と見ることができない。
少し寂しさも感じながら作品を楽しんでいると、花がすべて消えて無くなり、いつの間にか黒い波が現れてどんどん空間を覆い尽くしていく。これが《Black Waves – Megalith Crystal Formation (work in progress) 》だ。
穏やかながら寂しさも感じた《花と人 – Megalith Crystal Formation (work in progress) 》に比べて、《Black Waves – Megalith Crystal Formation (work in progress) 》は力強くダイナミックな黒い波の動きに圧倒される。こういった作品ごとの違いを楽しむことができるのが《Megalith Crystal Formation》の面白いところだ。
同ミュージアムの開業に先立ち、2024年1月16日(火)よりチームラボボーダレス公式ウェブサイトにてチケット販売を開始する。チケット料金は未定。
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(画像提供:チームラボ)