Web版 「Adobe Firefly」 が日本語に対応。プロンプト入力も日本語をサポート

7月12日、AdobeはWeb版 「Adobe Firefly」 が本日より日本語を含む多数の言語に新たに対応したと発表した。

ユーザーインターフェースは日本語を含め、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ブラジルポルトガル語、ポルトガル語をサポートし、プロンプト入力については100以上の言語に対応する。

日本語など多言語でのプロンプト入力については現状まだ開発途上であるとのことだが、今後ユーザーのフィードバックをもとに改良を重ね、性能強化を行なっていくとしている。

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Web版 「Adobe Firefly」 、日本語を含む100以上の言語をサポート

「Adobe Firefly」 は、Adobeが開発した独自のジェネレーティブAI (画像生成AI)。画像生成AIと言えばStable Diffusionなどが有名で、ユーザーが指定したプロンプトからAIが自ら画像を生成するというもの。生成には、画像生成のためのモデルを構築し、大量の画像をディープラーニングを使用して学習させることで実現する。これは今回の 「Firefly」 も同様だ。

しかし、「Firefly」の場合は、Adobeのストックサービス 「Adobe Stock」 のコンテンツが使用されているため、誰かの著作権を侵害したり、センシティブな問題にも抵触しないという安心感があるという点が、他の画像生成AIとは一線を画すポイントとなる。なお、学習に使用されるコンテンツは、画像の投稿者が許可した場合のみとなるため、投稿者の権利も守られる仕組みだ。

なお、「Adobe Firefly」 は今年5月に同社画像編集ソフト 「Photoshop」 へ統合され、「ジェネレーティブ塗りつぶし」 が提供開始となったほか、今年6月には 「Illustrator」 「Express」 とも統合し、「ジェネレーティブリカラー」 などの新機能が搭載されている。

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(画像提供:Adobe)

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