先日、日本のiPhoneユーザーにとって、とても嬉しい情報が2つほど舞い込んできた。
一つは、日本国内において「Apple Pay」が年内にも提供が開始されるという情報。そしてもう一つは、「Apple Pay」がFeliCaに対応するという情報だ。
これが実現したら、僕は間違いなく「Apple Pay」を使うし、多くのユーザーが使うようになるかもしれない。
早ければ年内にもサービス提供が開始されるという情報だったので、明日のスペシャルイベントで日本国内での提供が発表される予定だと思っていたのだが、残念なことにその夢は砕け散った。
日本経済新聞によると、日本国内での「Apple Pay」の展開は2017年にずれ込むことが明らかになった。
「Apple Pay」は2017年内に利用可能に FeliCaに対応へ
日本経済新聞は、Appleは「Apple Pay」の日本国内でのサービス開始を2017年内に予定しており、同時に非接触型ICチップであるFeliCaに対応させる予定であることを報じている。
「Apple Pay」のサービス開始時期がなぜ来年にずれ込むのか。
その理由は「Apple Pay」のデータを読み取るための機械を設置する店舗や企業との調整、そして「Apple Pay」の決済に必要な代金を引き落としする際の手数料に関する交渉を金融機関と行うためであるとのこと。
これらの調整や交渉については、以前からも交渉が難航しているとの話が出ていたことから2016年内にサービスの提供が開始されるのは難しいかもしれないとは言われていたが、年内にサービスの提供が開始できないということはやはり交渉が難航しているのだろうか。
個人的には2016年内に利用したいと思っていたので少し残念な気持ちなのだが、ただ嬉しい情報もある。
というのも、「Apple Pay」がFeliCaに対応することで、JRなどの鉄道の改札で利用できるようになるという。つまり、iPhoneさえ持ち歩けば財布がなくても電車に乗れてしまうということ。もしFeliCaに対応すれば本当に財布要らずで外出することも夢ではなさそうだ。
「Apple Pay」は2014年に米国でサービスが開始され、すでに9ヶ国でサービスが開始されているが、日本はめでたい10ヶ国目になることができるのか。最新の情報では、10カ国目はスペインになるとも言われているが、果たして。
[ via Linkman ]