Appleは5月9日、Apple Watchの新作バンド 「プライドエディションスポーツバンド (2023)」 を発表した。
41mm/45mmの2サイズが用意され、Apple Watch Series 3以降のデバイスで利用可能。価格は6,800円(税込)。5月23日よりApple公式サイトにて予約受付を開始し、5月24日に発売を予定している。
2023年のプライドエディションバンドが5月23日に予約開始
今回発表された虹色のバンドは、LGBTQを象徴するレインボーフラッグをモチーフに制作されたApple Watch用のバンド。Appleは毎年この時期に新作の虹色バンドを発売するが、今年は 「スポーツバンド」 に投入する。
このレインボーフラッグを採用したApple Watchバンドは、Appleがプライドパレードに参加する従業員向けに開発したのが始まりで、のちにそれが一般ユーザー向けに販売されたという経緯がある。最初に販売されたのは2017年。その後毎年新モデルを投入しており、今年(2023年)で第6弾目ということになる。
今年のバンドのデザインは、白色のベースに虹色の幾何学的図形を組み込んだものを最終的にバンドへ圧縮成形したものになっている。成形のプロセスのなかでベースの素材が個々の図形を囲うように流れ込み、レイアウトにわずかな違いを生み出すため、まったく同じバンドは2つとなく、LGBTQ+コミュニティのすべてのメンバーの個性を映している。
また、バンドに使用されているカラーは、オリジナルのプライドフラッグのレインボーカラーのほか、5つのカラーを採用している。ブラックとブラウンは、HIV/AIDSによって他界した人々や、この病を抱えて生きている人々に加え、黒人とラテン系のコミュニティを象徴。さらに、ライトブルー、ピンク、ホワイトはトランスジェンダーとノンバイナリーの人々を象徴している。
なお、今回の新バンドの発売にあわせて、新たなプライドセレブレーション文字盤とiOSの壁紙が発表されている。watchOS 9.5が動作するApple WatchおよびiOS 16.5が動作するiPhoneで利用可能だ。
(画像:Apple)