昨今、プライベートにも仕事にも欠かせない存在となっているコミュニケーションアプリ 「LINE」 。iPhoneでもAndroidスマートフォンでもデバイスを問わず使うことができるため、機種変更をしても安心して使い続けることができる。
機種変更時に気をつけなければならない作業がトーク履歴の引き継ぎ作業だが、アプリの最新バージョンではiPhone→iPhone、もしくはAndroid→Androidの機種変更時には、公式サイトで案内されている手順どおりに作業することで、すべてのトーク履歴を引き継ぐことができるようになっている。
問題となるのは、Android→iPhoneのように異なるOS間でトーク履歴を引き継ぐ場合だ。公式で案内されている手順では、15日以上前のトーク履歴は引き継ぐことができない。どうにかしてすべてのトーク履歴を引き継ぐことはできないのか。
そこでオススメなのが、Windows PC・Macで利用できるソフト 「iCareFone for LINE」 だ。本ソフトなら、異なるOS間であってもすべてのトーク履歴を引き継ぐことができる。
今回、本ソフトの開発元であるTenorshareから本ソフトのライセンスを提供いただき、実際に使ってみることができたので、本ソフトでできることや使い方についてまとめた。
iCareFone for LINEとは?
今回紹介する 「iCareFone for LINE」 は、異なるデバイス間でLINEのトーク履歴を引き継ぐことができるWindows・Mac向けソフトウェア。
iPhoneからiPhone、AndroidからAndroidへの移行はもちろん、iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneへの移行にも対応しており、通常の手順では引き継ぐことができない15日以上前のトーク履歴の引き継ぎにも対応しているのが特徴だ。
また、トーク履歴の引き継ぎ以外にも、LINEデータのバックアップを取得したり、取得したバックアップからデータを復元する機能も利用できる。
取得したバックアップの中身はプレビューで確認できるほか、復元したいデータのみを選択して復元するなど、柔軟な対応ができる点も魅力だ。
ちなみに、本ソフトで移行・バックアップできるデータの種類は、トーク履歴と受送信した画像、LINEスタンプ、添付ファイルなどとなっている。
ソフトの使い方
ここからはiCareFone for LINEの具体的な使い方を紹介する。今回はMac版のライセンスを提供いただいたので、Mac版での操作となる点に注意していただきたい。
まずソフトを起動すると、左側にメニューバーが表示されており、「転送」 「バックアップ」 「表示&復元」 の3つの機能にアクセスできる。トーク履歴を移行したい場合には、「転送」 をクリックする。
転送機能を利用するには、転送元のデバイスと転送先のデバイスの2つをWindows PCもしくはMacに接続する必要がある。今回はAndroid→iPhoneへのデータ移行を試してみた。
データ転送を始める際には、必ず 「転送元」 と 「転送先」 のデバイスが逆になっていないかを確認しておこう。確認できたら、両方のデバイスのロックを解除しておく。
両方のデバイスが画面に表示されたら、画面下の 「転送」 ボタンをクリック。すると、Android側でUSBデバッグモードを有効にするよう指示されるため、画面に表示される手順に従ってデバッグモードを有効にしよう。
デバッグモードを有効にしたら、次は転送元のデバイスのバックアップを取得するように求められるため、画面の手順に従ってAndroid側のバックアップを取得する。
バックアップを取得したら、LINEのデータをiPhoneに移行するために、Googleドライブのアカウントとパスワードが求められる。正しく入力して 「ログイン」 をクリックしよう。
その後、バックアップの読み込み・ダウンロードが開始され、自動でデータ転送の準備が進められる。転送の最終段階になると、転送先のデバイスでLINEにログインするよう求められるため、ログインを完了して画面に表示される 「登録済み」 ボタンをクリックする。
iPhoneへデータ移行する場合には、「iPhoneを探す」 機能をオフにするようにも求められるため、その対応もお忘れなく。
ここまでの手順がすべて完了して、正常にデータが移行できたらデータ転送完了となる。
ソフトの使い方については、以下の動画でも確認することが可能だ。
まとめ
iCareFone for LINEは、Android→iPhoneなどの異なるOS間でのデータ転送であっても15日以上前のトーク履歴を引き継げるなど、公式で用意されているデータ引き継ぎ方法よりも柔軟なデータ移動が可能なソフトだ。
引き継ぎ作業に失敗して、万が一データを失ってしまったとしても、あらかじめバックアップを取得しておけばバックアップを元に新たに引き継ぎ作業をすることも可能だ。
友達や家族との大事なやり取りを確実に残しておきたい人は、本ソフトを使ってみてはどうだろうか。
iCareFone for LINEは、Windows版とMac版の2種類が用意されている。ライセンスは個人向けと法人・商用向けの2種類が用意されており、それぞれ個人向けは月間更新ライセンス、法人・商用向けは年間更新ライセンスとなる。
各ライセンスの価格は割引キャンペーンの有無などによって変動するため、詳しくは公式サイトを確認していただきたい。
(画像:Tenorshare)