M2 Pro/M2 Maxチップが発表。CPU性能は最大20%、GPU性能は最大30%向上

1月17日、Appleは新型14/16インチMacBook Proおよび新型Mac miniを発表した。これらの製品には、次世代の高性能SoCとなるM2/M2 Pro/M2 Maxチップが搭載される。

MacBook Proには、M2 Pro/M2 Maxチップが搭載されるほか、Mac miniにはM2/M2 Proが搭載され、先代モデルからCPU、GPU性能ともに強化されることになる。

M2チップは、5nmプロセスで製造された次世代Apple Silicon。コア構成は4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した計8コア。

GPUは10コアになっていて、先代モデルと比較したパフォーマンスはCPUで18%程度、GPUで35%程度向上している。すでに13インチMacBookやMacBook Air、iPad Proに搭載されているSoCだが、新たにMac miniにも搭載された形となる。

M2チップの上位プロセッサとなるM2 Proは、M1 Proの約20%増、M2の約2倍となる、400億個のトランジスタで構成されている。

ユニファイドメモリ帯域幅は、M2の2倍となる200GB/s。メモリ容量は最大32GBまで搭載可能だ。

M2 Proには10コアと12コアの2種類の構成が用意されている。10コア構成のものは6つの高性能コアと4つの高効率コア、12コアのものは8つの高性能コアと4つの高効率コアで構成されている。

これにより、M1 Proの10コアCPUよりも最大20%高速のマルチスレッドCPUパフォーマンスを発揮する。Xcodeでのコンパイルを、Intel搭載MacBook Proの最大2.5倍の速度で実行できるとのこと。

M2 ProのGPUは、M1 ProのGPUと比べて3つ多い最大19コアで構成することが可能で、より大きいL2キャッシュを備える。

グラフィックス速度がM1 Proと比べて最大30%高速になったことで、画像処理のパフォーマンスが大幅に向上。コンソールゲーム機レベルの品質でのゲーム体験を可能にする。

M2 Maxは、M1 Maxよりも100億個多く、M2の3倍以上となる670億個のトランジスタを搭載。

ユニファイドメモリ帯域幅は、M2 Proの2倍、M2の4倍となる400GB/s。メモリ容量は最大96GBまで搭載可能だ。

M2 Maxに搭載されているCPUは、8つの高性能コアと4つの高効率コアで構成された12コアCPUとなっており、M1 Proの10コアCPUよりも最大20%高速のマルチスレッドCPUパフォーマンスを発揮する。

M2 MaxのGPUは最大38コアとなっていて、より大きくなったL2キャッシュを備える。

グラフィックス速度はM1 Maxよりも最大30%高速になっており、96GBのメモリとあわせて、競合システムでは実行すらできないような、グラフィックスを駆使したプロジェクトをこなすこともできるという。

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(画像:Apple)

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