来月、Appleは新型iPhoneこと 「iPhone 14」 シリーズを発表するとみられているが、その発表会のスケジュールについて、米メディアBloombergの著名記者Mark Gurman氏がレポートしている。
同氏によれば、Appleは現地時間9月7日(日本時間9月8日)に新製品発表イベントを開催し、「iPhone 14」 シリーズを発表するとのこと。発売は、翌週の9月16日(金)を予定しているという。
イベントは対面式ではなく、オンライン配信を予定しているとのこと。また、新型iPhoneのほかにも新型Apple Watchの 「Apple Watch Series 8」 や、その低価格モデルである 「Apple Watch SE」 の新型モデルも発表する予定だという。
iPhone 14
「iPhone 14」 シリーズは、全ラインナップが4種類になると噂されている。スタンダードモデルが2機種に、プロモデルが2機種。
デザインはiPhone 13シリーズを概ね踏襲するものの、ノッチ (画面上の切り欠き) 部分に変更が加えられるとの情報がある。これまではUの字になっていたノッチだが、今年の新型モデルからはパンチホール型の穴と、ピルケース型の穴がふたつ開けられる構造になり、端末における画面専有率が拡大する見通し。
背面はこれまで同様にカメラユニットおよびカメラレンズがデバイスから飛び出る形状を維持。カメラはトリプルレンズを採用し、その脇にLEDライトとLiDARスキャナを搭載する予定のようだ。なお、広角レンズは4,800万画素のものが搭載されるなど、カメラ性能が高くなると予想されている。
Apple Watch Series 8
「Apple Watch Series 8」 には、合計で3つのモデルが投入される予定だという。従来どおり対角1.9インチのモデルが投入されるほか、新たに対角2インチのディスプレイを搭載したハイエンドモデル 「Apple Watch Pro(仮称)」 が投入されることが予想されている。
対角2インチになることで、画面の面積は従来比で7%増加する予定。ディスプレイの解像度は410×502ピクセルとなり、画面の滑らかさについては従来モデルと同等になるとみられる。この大きくなった画面を利用して、Appleはより多くのフィットネス指標などの情報をApple Watchのウォッチフェイスに表示することを目論んでいるとのこと。
また、本製品の特徴としてアルミニウムよりも強い強度を持つ金属(おそらくチタニウム)を筐体に使用したり、割れた時に飛散しにくいディスプレイ用ガラス、より長いワークアウトを可能にする大容量バッテリーが搭載される予定であるとのこと。さらにApple Watch Series 8シリーズ全体の特徴である体温測定機能も搭載される予定だという。
この情報を伝えたMark Gurman氏は、これまでAppleの未発表製品について多くの予想を的中させてきた人物として知られていることから、今回の情報の信憑性は極めて高いと言えるだろう。
ただし、気になるのはMark Gurman氏の示す9月7日は水曜日であるということ。Appleは新型iPhoneを毎年9月の第2週あるいは第3週の火曜日に実施してきたが、今年の9月は第1月曜日が休日(レイバー・デイ)であることから、1日ずらした水曜日にイベントを開催する予定なのかもしれない。
ちなみに先日には、著名リーカーのMax Weinbach氏が9月6日(現地時間)に新型iPhoneの発表イベントが開催され、翌週の9月16日(金)に発売すると伝えていた。イベントの日付はMark Gurman氏と異なるが、どちらも9月第2週の発表を予測していることから、このあたりで新製品発表イベントが開催されるとみて良いだろう。
fwiw I heard September 6th event and iPhone’s on sale on the 16th
not 100% sure, but around there seems right. https://t.co/X2vbu2XyiC
— Max Weinbach (@MaxWinebach) August 7, 2022
なお、Appleは今秋にデザインを刷新した無印iPadの新型モデル 「iPad (第9世代)」 や、M2/M2 Proチップを搭載したMac miniやMaBook Proなどを投入すると予想されているが、これらは10月以降になる可能性があるとのこと。
また、これらの新製品にあわせる形で次世代OSがリリースされる予定だという。iOS 16とwatchOS 9が9月に、iPadOS 16とMacOS Venturaが10月にリリースされるスケジュールになっているようだ。
(画像:Apple)