Appleは今年あるいは来年にも、独自で開発したAR/VRヘッドセットを発売すると報じられている。本ヘッドセットに関して、米Bloombergの著名記者Mark Gurman氏が最新のニュースレター 「Power On」 にて独自情報を伝えている。
Mark Gurman氏によれば、AppleのAR・VRヘッドセットはFaceTime通話が利用できるとのこと。FaceTime通話では、iPhoneと同様にMemoji (ミー文字) や、SharePlayが利用できるという。
Memojiは、利用者の顔をアニ文字で表現するアバター機能。表情の変化や目線の移動などが表現できるため、顔を隠してしまうAR・VRデバイスにはまさにうってつけの機能と言える。
SharePlayはビデオ通話参加者全員で映画や音楽などを同時に視聴できる機能 (iPhoneやiPadなどではすでに利用可能)。本来であればオフラインでなければ一緒に映画を見たりできないが、それがオンラインでも実現する。
AR・VRヘッドセットは、映像やゲームなど高い没入感が得られるコンテンツの消費デバイスとしてだけでなく、3Dアバターを利用した通話など、次世代のコミュニケーションができるデバイスとしても注目されており、テックジャイアントたちは ”ネクストiPhone” としてAR・VRヘッドセットの浸透に期待している。
Appleは数年前よりAR・VRヘッドセットを開発していることが明らかになっているが、メタ(旧:Facebook) も “メタバース” 市場への投資を加速させると発表していて、次なる覇権争いに向けた競争が始まっている。
なお、AppleのARヘッドセットは早ければ今年6月にお披露目されると報じられてきたものの、最近では開発に遅れが生じており2022年末あるいは2023年に発表・発売される可能性があると伝えられている。
(via MacRumors)
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