「iOS 15.4」 はマスク装着したままでもFace IDが利用可能に

今春に配信予定の 「iOS 15.4」 では、いよいよマスクを装着した状態でもFace IDによる認証が可能になるようだ。

現地時間1月27日、Appleは開発者向けに 「iOS 15.4 beta」 を配信。同バージョンをテストしたYouTuberから報告のツイートが上がっている。

これを発見したのは、YouTuberのBrandon Butch (@BrandonButch) 氏。Face IDの設定項目から、マスクを装着した状態でもユーザーの顔を認識できるようになるアップデートが実施されているとのこと。

顔を登録する際、フルフェイスあるいはマスクを装着した状態で登録することが可能で、前者の方が顔の認識精度は高いが、一方で後者の場合は認識精度は多少低下するものの、目元の特徴だけで認証できるようになるという。

また、後者を選んでも顔を登録する際にマスクを装着する必要はないとのことだ。なお、メガネの追加オプションも存在し、メガネとマスクを両方つけた状態でもスムーズに顔を認証することができるとのこと。認証速度は、Apple WatchでiPhoneのロックを解除する機能よりも速いとの報告がある。

同機能が利用できるのは、iPhone 12シリーズおよびiPhone 13シリーズで、iPhone X、iPhone XSシリーズ、iPhone 11シリーズでは利用できないとのこと。また、iPadについてもiPad Pro (2020/2021)モデルのみで、iPad Pro(2018)では利用できないとのことだ。

▼ マスクを装着した状態でもFace IDが認証できるiPhone一覧

  • iPhone 12 mini
  • iPhone 12
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone 13 mini
  • iPhone 13
  • iPhone 13 Pro
  • iPhone 13 Pro Max.

同機能はまだベータテストの段階であり、今後の開発次第では実装が遅れる可能性もある。もし開発が順調に進んだ場合は、正式版 「iOS 15.4」 のリリースとともに実装されることが予想される。リリース時期は不明ながら、今春以降である可能性が高そうだ。

(via 9to5Mac)

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(画像:9to5Mac)

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