現地時間1月15日、次期iMacやMacBook Proに関して最新情報を伝えた米メディアBloombergが、さらに次期iPhoneに関する複数の情報を伝えている。
Bloombergによると、2021年のiPhoneはマイナーアップデートにとどまる予定だが、大きな変更点になりうる画面内蔵型Touch IDの搭載がテスト中であるとのこと。また、折りたたみiPhoneの開発についても言及している。
iPhone 13はマイナーアップデートになるものの、画面内蔵型Touch IDが搭載される可能性あり
Bloombergによると、Appleは 「iPhone 13」 に大きな変更を加える予定はなく、開発エンジニアたちはマイナーアップデートを示す 「S」 モデルのようにiPhone 13を捉えているという。
ただし、iPhone 13の大きな変更点になりうるのが画面内蔵型Touch IDの搭載。最終的に搭載されるかどうかは現時点では未知数ではあるものの、搭載に向けてテストが行われているようだ。
画面内蔵型Touch IDの搭載に関しては、著名アナリストMing-Chi Kuo氏もFace IDと画面内蔵型Touch IDの両方を搭載したiPhoneの2021年リリースを予想していたことから、Appleが搭載を積極的に検討しているのは間違いなさそうだ。ただしBloombergの言うように、iPhone 13で実装されるかどうかについてはテストの結果次第ということになるだろう。
また、AppleはiPhone 13の一部モデルで充電ポートを廃止することも検討中であるという。iPhone 12シリーズでMagSafeによる高速ワイヤレス充電が導入され、ワイヤレスでも有線の充電にも劣らない高速充電ができるようになったことから、充電ポートが廃止される可能性はありそうだ。
折りたたみiPhoneのプロトタイプの開発も進行中
iPhone 13の情報に加えて、Bloombergは折りたたみiPhoneについての情報も伝えている。
Bloombergによると、折りたたみiPhoneのプロトタイプのテストが社内で行われており、Appleの設計チームは開くと6.7インチになるディスプレイの搭載を検討中であるという。6.7インチというと、現行のiPhone 12 Pro Maxと同じサイズだ。
またプロトタイプのディスプレイの後ろにはほぼ見えないくらいのヒンジがあることも確認されているようだ。
折りたたみiPhoneについては、プロトタイプのテストは行われているものの開発はまだ初期段階であり、実際に同製品が日の目を見るかどうかは現時点では不明だ。
紛失防止タグ 「AirTag」 は今年中にリリース予定
iPhoneの情報に加えて、Bloombergは発売が噂されているAppleの紛失防止タグ 「AirTag」 が今年中にリリース予定であるとも伝えている。
Bloombergによると、もともとAirTagはiPhone 12シリーズと同時に発売することが計画されていたという。iPhone 12シリーズの発売前には、AirTagのリーク情報などが多数登場していたことから、何らかの理由で発売を見送ったものと思われる。
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