Appleのサブスクリプションサービスをまとめた定額バンドルサービス 「Apple One」 が、ついに来週発表されることになるかもしれない。
現地時間9月10日、米メディア9to5GoogleはAndroid版 「Apple Music」 アプリから、「Apple One」 に関する記述を発見したと伝えた。この記述から、Appleは近いうちに同バンドルサービスを開始する可能性が出てきている。
「Apple One」 に関する記述がAndroid版 「Apple Music」 アプリから発見
9to5Googleの報告によると、Android版 「Apple Music」 アプリには以下の記述が存在するとのこと。
<string name=”aristotle_main_more_info”>Your Apple Music subscription will be included in Apple One starting %s. You will not be charged for both subscriptions.</string>
<string name=”aristotle_renewaloption_subtext”>You can manage your Apple One subscription using your iPhone, iPad, Apple TV or Mac.</string>
この記述は、「XX日からはじまるApple OneにはApple Musicのサブスクリプションが含まれているため (Apple Oneに移行後も) 二重支払いが発生しない」 「Apple OneはiPhone、iPad、Apple TV、Macから設定を変更することができる」 と訳すことができ、これらは 「Apple Music」 アプリを開くと表示されるアラートのために作られたものと予想される。
つまり、Apple MusicはApple Oneにバンドルされているだけでなく、Apple Musicの月額料金と同額でApple Oneを契約できる可能性があること、そして近いうちにApple Oneのサービスが開始される可能性があることを意味する。
Appleは今年9月から11月にかけて3ヶ月連続で新製品発表イベントを開催すると噂されているが、このApple Oneはそのどこかで発表される可能性がある。すぐに発表できる状態なら、早くて来週開催の新製品発表イベント 「Time flies.」 でアナウンスされる可能性がある。
Apple Oneは、Appleが提供する複数のサブスクリプションを一括にまとめたバンドルサービス。Bloombergによれば、Apple OneにはApple MusicとApple TV+がバンドルされた基本パッケージのほかに、Apple ArcadeやApple News+が加えられたプランが用意されていると伝えられている。そして、最上位プランとしてiCloudストレージの契約ができるプランも用意されているとのこと。当然、バンドルされるものが多くなればなるほど料金は上がることになるが、いずれも単体で購読するよりは安くなるようになっているとのことだ。
今年8月の段階でBloombergは、AppleがApple Oneを10月に発表予定と伝えていたことから本当に来週発表されるかどうかは不明なものの、今年は新型コロナの影響で異例づくしということもあり、実際いつ発表されるのかは明らかになっていない。
同サービスを提供することで、Appleとしてはサービス部門の売上増加が期待できる。また、ユーザーにとっても個別に契約するより安くAppleのサービスを利用できるため、両者にとって嬉しいサービスと言えるだろう。登場が待ち遠しい。
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