Appleの未発表製品に関して、これまで様々な予測を打ち立てては尽く言い当ててきた著名アナリストMing-Chi Kuo氏が、現地時間5月14日に公開した投資家向けレポートの中で新たな予想を打ち出した。
Ming-Chi Kuo氏によれば、Appleは2020年後半に10.8インチの画面を搭載したiPadを発売する計画であるとのこと。さらに2021年前半には8.5〜9インチのiPad mini、そして2022年にはついに独自開発のARヘッドセット 「Apple Glasses(仮称)」 を投入する予定であるという。
10.8インチiPadが2020年後半に、8.5〜9インチiPad miniが2021年に登場
Kuo氏いわく、10.8インチiPadと8.5〜9インチiPad miniは、iPhone SEと同じ “低価格戦略” による製品になるとのこと。最新のチップを搭載するおかげで性能は最新モデルと限りなく近いものの、いくつかの機能や素材を低価格なものにすることで手頃な価格を実現する。
10.8インチiPadは現行のiPad Proのようにホームボタンが廃止され、ベゼルが狭くなったことで端末全体が画面化したiPadになるものと予想される。8.5〜9インチiPad miniについても同様の変化が起こるかもしれないが、本体サイズは従来製品よりも少しだけ大きくなる可能性があるようだ。
もしこの予想が当たった場合、iPadはほとんどのモデルでベゼルレス化を完了することになる。10.8インチiPadについては2020年後半とのことなので、発売は予想以上に近い。
ARヘッドセットは2022年に登場
Oculus Quest
ちなみにARヘッドセットについてだが、Kuo氏によればAppleのはじめてのARメガネはFacebookのOculus Questに似ているとのこと。ファブリック素材などを使用することで、軽量かつ長時間の装着に耐えられる設計になっているという。
高解像度ディスプレイが搭載されているが、映像の処理に関してはiPhoneを使用する設計になっているとのこと。完全なるスタンドアローン機というわけではないようだ。
搭載されるOSは 「rOS」 で、iOSを派生させたものであることが予想されている。操作は音声、タッチパネル、頭部のジェスチャーなどが検討されていると伝えられている。
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[ via MacRumors ]