今秋に発売を予定している次期iPhoneのフラグシップモデル 「iPhone 12」 および 「iPhone 12 Pro」 のラインナップおよびそれぞれの価格がリークされた。
リーク情報を伝えたのは、著名リーカーJon Prosser氏。自らのYouTubeチャンネルで情報を提供している。同リーカーは先のiPhone SE(第2世代)およびMacBook Pro(2020)の発売日を言い当てた唯一の人物。現時点で最も信頼できるリーカーのひとりだ。
iPhone 12シリーズの価格やストレージ容量が判明か
Jon Prosser氏によれば、AppleはiPhone 12シリーズを全4機種のラインナップで用意しているとのこと。下位モデル (iPhone 12) が5.4インチと6.1インチ、上位モデル (iPhone 12 Pro) が6.1インチと6.7インチの画面を搭載したモデルになるとのこと。
このすべてのモデルに有機ELディスプレイが搭載される予定で、その供給はBOEとSamsungの2社が担当するという。BOEがiPhone 12(下位モデル)、SamsungがiPhone 12 Proを担当する予定だという。
モデル名 | 画面 | リフレッシュレート | RAM容量 |
---|---|---|---|
iPhone 12 | 5.4インチ (BOE製) |
60Hz | 4GB |
iPhone 12 Max | 6.1インチ (BOE製) |
60Hz | 4GB |
iPhone 12 Pro | 6.1インチ (Samsung製) |
120Hz | 6GB |
iPhone 12 Pro Max | 6.7インチ (Samsung製) |
120Hz | 6GB |
同じく有機ELディスプレイを搭載することで上位モデルと下位モデルの画面には差がなくなったかと思いきや、Jon Prosser氏によれば上位モデルだけ画面のリフレッシュレートが最大120Hzになるとのこと。いわゆるPro Motionテクノロジーという技術で、iPad Proに先行導入されているものになる。
リフレッシュレートとは1秒間に何回画面の書き換えが行われるかを示す数字で、この数字が大きくなればなるほど画面描写が滑らかになる。同技術が搭載されることで、iPhone 12の上位モデルの画面はより滑らかかなものになる可能性がある。下位モデルには同機能が搭載されないため、上位モデルとの差別化は維持される形だ。さらに色深度も10bitに対応するという情報もあるようだ。
Jon Prosser氏によれば、iPhone 12の下位モデルにはデュアルレンズカメラと4GB RAM、上位モデルにはトリプルレンズカメラと6GBのRAMが搭載されるという。この情報はこれまでの著名アナリストらからもたらされた情報とほぼ一致しているためおそらく間違いはないだろう。RAM容量が増加することで、写真・動画の編集だけでなく普段のブラウジングやメールといった一般的な作業まで現行モデルより快適になる可能性が高い。
同リーカーは、「iPhone 12」 および 「iPhone 12 Pro」 の価格についても情報を投下している。同氏によればiPhone 12シリーズは649ドルから、iPhone 12 Proシリーズは999ドルからになるとの予想だ。
2019 | 2020 | ||||
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名称 | 容量 | 価格(ドル) | 名称(仮) | 容量 | 税別価格 |
iPhone 11 | 64GB | $699 | iPhone 12 | – | – |
128GB | $749 | 128GB | $649 | ||
256GB | $849 | 256GB | $749 | ||
– | – | – | iPhone 12 Max | 128GB | $749 |
– | – | 256GB | $849 | ||
iPhone 11 Pro | 64GB | $999 | iPhone 12 Pro | 128GB | $999 |
256GB | $1,149 | 256GB | $1,099 | ||
512GB | $1,349 | 512GB | $1,299 | ||
iPhone 11 Pro Max | 64GB | $1,099 | iPhone 12 Pro Max | 128GB | $1,099 |
256GB | $1,249 | 256GB | $1,199 | ||
512GB | $1,449 | 512GB | $1,399 |
上位モデルについては、最少ストレージのみiPhone 11 Proからの据置となるが、ストレージ容量の価格が下がってきているためか256GB・512GBモデルに関してはやや値段が下がる模様。
また下位モデルについては、画面サイズが小さくなることもあってiPhone 11から値段が下がるとの予測だ。最も安いiPhoneは先月発売したiPhone SE(第2世代)で変わりはなさそうだが、iPhone 12シリーズもこれまで以上のお手頃価格にはなりそうだ。
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