現地時間4月7日、Microsoftは同社クラウドゲームサービス 「Project xCloud」 のプレビュー版の提供地域を拡大することを発表した。本日からフランス・ドイツ・イタリアなど西ヨーロッパの11カ国に対して新たに提供を開始し、今後は合計15カ国で提供が行われる。
「Project xCloud」 プレビュー版が西ヨーロッパの11カ国にも提供開始
「Project xCloud」 は、Microsoftが開発するクラウド型ゲームストリーミングサービス。昨年秋からAndroid向けにプレビュー版が提供されていたが、今年2月から新たにiPhone・iPadでもプレビュー版が利用可能になっている。
同プレビュー版はこれまで米国・英国・韓国・カナダで利用可能だったが、新たにベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデンなど11か国で利用可能に。ちなみに日本では残念ながら提供は始まっていないものの、Microsoftの発表では2020年内には日本国内でも提供が始まる予定となっている。
「Project xCloud」 のプレビュー版では 「Halo:The Master Chief Collection」 などの複数タイトルがプレイ可能。今後提供ソフトは増える見込みで、正式サービス開始後には3,500以上のソフトがラインナップされる見通し。利用するにはMicrosoftアカウントとXboxゲーマータグ、そしてXboxのワイヤレスコントローラーが必要だ。
「Project xCloud」は、クラウドサービスを利用してスマホ上でXboxのゲームを遊べるシステム。特定のハードウェア・環境に依存することなく、Xboxファミリーのゲームをプレイすることが可能だ。
ゲームの描画処理はすべてクラウド上で行われ、スマートフォンはあくまでゲーム画面をストリーミング表示するだけなので、PCやXboxのような高い処理能力を必要としない。ゲームをプレイする際はBluetooth経由でゲームコントローラーを接続する、もしくはスマートフォンの画面をタッチすることで操作できる。
「Project xCloud」は4G通信環境下でも利用できることを目標に開発されているが、各国で提供予定の5G環境を見据えた開発も行われているとのことだ。ちなみに、現在のテスト環境では10Mbps/sで快適に動作するようになっているようだ。
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