現地時間10月18日の新製品発表イベントで発表された 「MacBook Pro (2021)」 の16インチモデルには、140W出力が可能なUSB-C電源アダプタが同梱されることが判明している。
同電源アダプタは100Wを超える大出力を備えており、わずか30分で50%までバッテリーを充電できるということで、多くのユーザーから注目が集まっているが、現時点でその恩恵を最大限に受けるにはMagSafe 3ポートを介して充電する必要があるようだ。米Apple系メディア9to5Macが詳細を伝えている。
MacBook Pro(2021)の140W充電は現時点ではMagSafe 3ポートのみで利用可能
9to5Macによると、16インチMacBook Pro (2021) に同梱されているUSB-C電源アダプタは 「USB PD 3.1 EPR (Extended Power Range)」 という新しい規格に対応した電源アダプタであるという。
「USB PD 3.1 EPR」 は最大240W(48V/5A)での充電をサポートする新しい規格で、16インチMacBook Proでは電圧が28Vに制限されているため、最大140Wでの充電が可能となっている。
「USB PD 3.1 EPR」 の恩恵を受けるには、対応する充電ケーブルを使用する必要がある。MacBook Pro (2021) に同梱される 「USB-C – MagSafe 3ケーブル」 は同規格に対応した充電ケーブルであり、MagSafe 3ポート経由では最大140Wでの充電が可能だ。
しかし、同規格はまだ新しい規格ということで対応するUSB-C – USB-Cケーブルが市場に存在しておらず、MacBook ProのThunderbolt 4 (USB-C)ポートを介する場合は最大出力で充電することはできない。つまり、現時点で16インチMacBook Pro (2021) を140W出力で充電したい場合は、必然的にMagSafe 3ポートを介した充電でなければならないということになる。
USB PD 3.1 EPRの普及に伴い、今後対応するUSB-C – USB-Cケーブルが登場してくる可能性は高いが、現時点では同梱される 「USB-C – MagSafe 3ケーブル」 でしか140W出力での充電を利用できない点には注意しておきたいところだ。
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