Apple、10.2インチと10.5インチの2種類の新型iPadを開発か

6年前

もしかすると、｢iPad｣のラインナップはこれからさらなる拡充期を迎えるかもしれない。リーカーからの報告から、Appleは10.2インチと10.5インチの画面を持つ無印iPadを開発している可能性が浮上した。詳細は以下から。

10.2インチと10.5インチの無印iPadが登場か

この情報を提供したのは過去にiPhone XS/XS Max、iPhone XRの名称を言い当てるなどリーク情報に実績のあるCoinX (@coiiiiiiin) 氏。彼曰く、Appleは10.2インチと10.5インチの画面を搭載したiPadを開発しているという。

このうち、10.2インチモデルは以前にも著名アナリストMing-Chi Kuo氏が伝えていた情報と同じものである可能性が高い。Appleは現行の9.7インチiPadの液晶を10.2インチのものに置き換えることが予想される。画面縁(ベゼル)を狭くすることで9.7インチiPadの本体の大きさを変えることなく、画面だけを大きくするのだ。

Both iPad 7 (10.2”) and the “new” iPad (10.5”, non-Pro) are coming. But not at the same time.

— CoinX (@coiiiiiiiin) 2019年3月13日

10.5インチモデルについては実質的に今回が初めての情報となる。厳密には過去にも中国メディアが伝えていた情報ではあるのだが、リーク実績のないメディアで画面サイズが記事中でたびたびブレていたことから、あくまで可能性の低い噂として捉えられていた。

CoinX氏によると、10.5インチiPadは｢iPad Pro｣としてではなく｢iPad｣として登場するようだ。さらにこれら2種類のiPadは同時に発売することはなく、時期をズラす形で発売するとしている。

CoinX氏の言うことが本当であれば、今後のiPadのラインナップは以下の通りとなる。

12.9インチiPad Pro
11.0インチiPad Pro
10.5インチiPad Pro
10.5インチiPad
10.2インチiPad
7.9インチiPad mini

｢なぜ10.5インチモデルが2種類あるんだ？｣、このラインナップを見たならきっとこういう疑問が生まれるだろう。なぜなら非常に無駄の多いラインナップ構成だから。もっと言うと、10.5インチiPad Proと10.2インチiPadの間に、もうひとつ10.5インチiPadが生まれる理由が存在しないからだ。

しかし、この10.5インチiPadの登場は全ラインナップを整理するためのものだったらどうだろうか。CoinX氏の情報が “正確だった場合” を想定して、筆者は以下のラインナップになることを予想してみた。

12.9インチiPad Pro
11.0インチiPad Pro
10.5インチiPad
10.2インチiPad
7.9インチiPad mini

上記ラインナップは10.5インチiPad Proが、10.5インチiPadに “格下げ” されたことを想定したもの。これであれば現行ラインナップを大きく変えることなく、さらにiPad Proの中にもベゼルレスと非ベゼルレスモデルが混在する現在のカオスなラインナップを整えることが可能だ。また、ユーザーには無印iPadもサイズが異なる2種類から選ぶことが可能になる。ただし、その差はわずか0.3インチだが。

果たしてCoinX氏の情報は正しいのか、iPadのラインナップは今後どう変わるのか。まずは、新型iPadが投入されると予想されている今月25日(日本時間26日)のスペシャルイベントに期待しておこう。ちなみに、Appleは無印iPadのほかに、iPad miniの新型モデル｢iPad mini 5｣を発表すると予想されている。これらのiPadは現行モデルから大幅なデザイン変更を伴わない可能性が指摘されており、主に内蔵プロセッサのアップグレードなどが実施されると見られている。

Appleの新サービス発表イベント｢It’s show time.｣は現地時間3月25日(月)午前10時、日本時間3月26日(火)午前2時に開催される予定となっている。ライブ配信はこちらのページから視聴可能だ。ちなみに、当サイトではイベントで発表された内容を速報でお伝えする予定。Appleの新サービス・新製品が気になる方はぜひ当サイトの更新をチェックしていただきたい。

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