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Apple Vision Proに「YouTube」アプリが到来ーー。なぜここまで話題になったのか

Appleの空間コンピューティング端末「Apple Vision Pro」に、公式のYouTubeアプリが提供された。初報は、海外のテックメディアを中心に報じられ、その後日本のテック系ブログやソーシャルメディアを通じて、Apple Vision Proのコミュニティで話題となった。

反応としては、「やっと来た」「記念すべき日」「購入理由が一つ増えた」といった歓迎の声が多い。長く待ち望まれていた対応だったこともあり、好意的な投稿が相次いでいる。

Vision Pro向けのYouTubeアプリを巡っては、発売当初から対応を求める声が多く、今回のリリースは長期間待たれていたものだった。本稿では、ユーザーの反応とこれまでの経緯を整理する。

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2年越しで実現した「YouTube」アプリが遂に提供

Apple Vision Proは2024年2月に発売された(日本では2024年6月に発売)が、YouTubeの公式アプリが登場したのは2026年2月と、約2年の空白期間があった。この間、「なぜYouTubeが使えないのか」「高価格帯の端末として物足りないのではないか」といった声もあった。

一時期には、サードパーティ製の非公式アプリが公開されたものの、Googleから削除要請が出され、短期間で配信終了となるケースが相次いだ。その結果、多くのユーザーは、Vision Pro内のブラウザ「Safari」を使って視聴するしかなかった。

YouTubeは、Vision Proと相性の良いコンテンツを多く持つサービスでもある。通常の2D動画に加え、360度動画やVR180、立体的な空間動画など、没入感の高いコンテンツが豊富だ。

他の主要な動画配信サービスがまだネイティブアプリを提供していない中で、YouTubeの対応は、Vision Proの利用価値を高める出来事として受け止められている。

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実際の使用感はどうか

配信開始後のユーザーの感想では、「Safariで見るより快適」「360度動画が自然に表示される」「コメントを見ながら視聴できる」といった評価が多く見られる。操作性や画質の面で、ブラウザ視聴との差を実感したという声が目立つ。

筆者自身も試してみたところ、こうした評価どおり、快適に動画を視聴できた。360度動画も高い映像品質で楽しめた。また、YouTube Premiumに加入していればオフライン再生も利用できるため、飛行機や新幹線といったネットワークが利用できない環境でもビューワーとして活用できそうだ。

Apple Vision Proの発売当初、Googleは純正アプリの提供に消極的と受け取られる姿勢を示しており、公式対応は長らく実現していなかった。そのため、今回の対応として「非公式アプリを排除した上で公式アプリを投入した」ことで、「GoogleがVision Proというプラットフォームを正式に扱うようになった」と受け止めるユーザーもいるようだ。

一方で、「高額な端末でYouTubeを見ることにここまで反応しているのは皮肉だ」といった自嘲的な投稿も多く見られた。この種のコメントがスレッド内で繰り返され、議論が長く続く要因にもなっている。

ただし、実際にはYouTube視聴だけを目的にVision Proを購入しているユーザーは多くないだろう。作業の合間の休憩や、リラックス用途として使われているケースが多いと考えられる。

何はともあれ、高価格なデバイスであるがゆえにできることが多いに越したことはないはずだ。今回のYouTubeアプリの提供に続き、今後NetflixやSpotifyといった他の主要サービスのネイティブ対応が進むことにも期待したい。