「iOS 9」から利用が可能になったコンテンツブロッカー(広告ブロック)機能だが、導入されてからというものの、この機能の是非については大きな議論を呼んだ。
コンテンツブロック機能については、ユーザー目線からするとWEBページの読み込み速度が速くなるため、非常に利便性の高い機能であることは間違いない。
ただ、ブログ管理者やWEBメディア業界からすると、収入源の一つがなくなるのと同義で、今後良質なコンテンツを提供することができなくなるという危険性がある。
すでに一部のメディアは対抗策として、コンテンツブロック機能を利用するユーザーをブロックして、コンテンツの閲覧ができないように設定しているところもあるのだが、この動きに「Yahoo!」も例外ではないことが今回明らかになった。
「Yahoo!Mail」もコンテンツブロッカーユーザーブロック
Digidayによると、米「Yahoo!」はコンテンツブロッカーを利用しているユーザーに対して「Yahoo!メール」の表示を非表示にするテストを行っていることが明らかになった。
コンテンツブロッカー利用時に「Yahoo!メール」にアクセスするとメールの閲覧ができなくなり、コンテンツブロック機能を無効にしてから再度アクセスすることを求められるとのこと。
当然ユーザーからは批判の声が上がっているのだが、実際企業としても収入源がなくなるのは見過ごすことができないということなのだろうか。
今後もこの論争は尾を引きそうだ。
[ via The Verge ]